
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
先日100mで高校生が10秒00を出しましたね。
凄い時代です。
最近はスポーツ科学が進化しトレーニング方法も進化していき
今後どんどんと9秒台を出す高校生が出るかもしれません。
速く走るには、才能や素質ではありません。速く走るメカニズムを知ることです。
そして正しい動作で走ることです。
それには、身体の動きを理解することが先決です。
陸上と球技系の走りは少し違います。
陸上は基本ブレーキを最終的にかけることがない。
また、真っすぐにしか走らない
スタブロを使って短距離は走る
など少し球技系と違う所があります。
しかし、身体の使い方では特に大きな変化はありません。
まず陸上の100mに限定しますが、100mの場合
スタート、加速期、減速期と3段階にわかれます。
この3段階で特に重要になるのがスタートと加速期です。
スタートで出来るだけ力んでしまうと、加速期に加速出来ないことがあります。
ではどのようにスタートしていけばいいのでしょうか。
まず陸上ではスタブロをいうブロックを使います。
①陸上でのスタブロ
速く走るには、まずいかに地面を両足でスタブロを押すかです。
このスタートを押すにも脚ではありません。
体幹部分から押すイメージが必要になります。この体幹から押すことでより
地面への大きな力を発揮することになります。
②③上半身の体幹から地面を押すトレーニング
地面を強く押すには上半身の動きがとても大切です。
写真②③のように上半身を使っての運動では、体幹軸が安定しないと
地面を押すことができません、その為にも出来るだけ地面を押すときに
脊椎のラインを崩さないで走ることが大切になります。
陸上では100mを走りきるには本来、脚だけでは限界です。
特に上半身の動きをどれだけ安定させることができるかが
ポイントになります。
腕のスイングを正確に行うには、肩甲骨と肋骨を出来るだけ大きく可動させることが
大切になりますね。
④肋骨、肩甲骨を動かすトレーニング
出来るだけ肋骨、肩甲骨を動かして肘の位置を高く出来ることがとても大切になります。
この肘の動きが出来ることで、より上半身の関節の可動性を向上させることになります。
陸上で100mを走り切るにはスタートしてから出来るだけ股関節の運動速度を下げずに行うには
上半身の大きな関節を使うことで100mを走りきることになります。
是非、100mで記録更新を行うには、股関節を動かすエネルギーを上半身で生み出すトレーニングが
おすすめです。
トレーナー兼コーチ野島