
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は野球編。
バッティングです。高校野球シーズンですね。今年も多くの高校生が熱い闘いを
繰り広げています。
バッティング上達にはまず知っておくべきことがあります。
それは並進運動という言葉を。バッティングは基本右バッターなら右から左に体重を
シフトしていきます。このとき、正しい体重を並進運動させることがバッティング上達の鍵になります。
その中で多いエラー動作として
①膝で体重を支えて居る
②脚を必要以上に特に膝下を前に振りあげる動作
③膝で体重を支えて股関節の回旋動作がない
④肘が身体から離れている
⑤上半身の起動がはやい
大きくはこの5つの動作エラーが多くみられます。これが小学生だけでなく中学生、高校生でも
観られる現象です。
①の膝で体重を支えるとどうしても足を大きくあげて振り子のように遠心力で打つ選手も
いますが、これはまず膝で体重を支えると大きな力が生み出せず脚ばかりを多きく上げすぎて
バランスを崩す原因と膝、足首の怪我を誘発することになります。
②の脚を大きく振り上げるとどうしても支えている方への体重の支えることが大きくなります。
その場合体重を並進運動するときにとても大きなパワーを発揮できないと並進運動に時間がかかり結果
スイングにスピードがあがらなくなります。
③は軸脚となる脚が膝でのヒンジ動作の為、股関節での内旋動作、伸展動作が出来ないためこの場合も大きな力を発揮できなくなります。
④では肘が身体から離れた場合では、遠心力が大きくかかり軸回旋が遅くなりスイング速度に影響します。
また身体から肘はが離れることで、スイングの軌道が安定しなくなります。
⑤上半身が速く動く場合、下半身の回旋動作が出来ないため、上半身が前につっこみやすくなり
変化球などに対応できなくなります。
このように大きくは
①股関節の回旋(内旋)の徹底
②肘のコントロール
③骨盤の高さの維持
スイングの軌道では
写真①
バッティング上達の鍵は股関節と肘です。
正しい骨盤の位置特に左右の骨盤の高さを最初から傾いているとその傾いたままでは地面を押すときに前脚に
逆にブレーキをかけきれなくなります。
スイングの軌道に入るまででは出来るだけ骨盤は平行な状態で並進運動を心掛けて打つことを意識しましょう。
そして肘を身体から離さないことです。軸を小さくしてスイングの軌道を速くしましょう。
トレーナー兼コーチ野島