奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ジュニア世代の選手を育成するには② 考える力をつける。

奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

先週から始まりましたジュニア選手の育成をするには。の連載です。

今日は選手との距離です。

 

今迄多くのジュニア世代の選手をトレーニングやコンディショニング調整をおこなってきて

全国レベルの選手や世界レベルの選手とかかわったきました。

その中で様々なトレーニングの内容を説明をしたりしますが

全て指導者側からの内容の回答をはいで終わらない方がいいと思います。

 

はい。は理解できた。理解できていないのどちらにもとれるのです。

その為説明をした後は、選手にも同じ内容を説明してもらうことが大切です。

インプットしたことがアウトプット出来ることでよりよりトレーニングの内容などを

自分自身で理解できるようになります。

 

小学生高学年以上では自分で説明できないことは本人に練習をおこなわせても

実際は効果をあげることに時間を要することになります。

その為自分が習った内容はアウトプット出来ることでよりその内容を把握することになります。

これは競技にも通ずることになります。

チームプレーの場合なら戦術をコーチから説明されたことが自分で説明できない

選手は実際、そのコーチの意図した動きを行うことは難しいでしょう。

個人競技でも同じです。自分の行う競技でコーチからフォームの修正などを伝えられた時に

意味を説明できないとその動きの意図がわからないかもしれません。

 

現代スポーツではコーチからの指導を受けるだけでは成長は難しいのです。

その意図を理解して自分なりに把握することが大切です。

それがそのプレーの先につながることになるのです。

 

これは現代のサッカーのプロ選手などをみてもらえればと思います。

監督の意図を汲んで更に自分達でその意味を説明できる力が当然のように求められます。

またラグビーでは監督の意図を更に超えた卓越した考えがゲーム中には必要な場合もあります。

 

その為毎回の練習で自分が今何をしているのか。

どのようなことを要求されているか。

試合では自分が意識することはどこかを認識することが大切です。

コーチの役割は、その選手が意図を説明できる場をつくる。

そしてわからなければ何回でも説明をして理解をしてもらう。

理解できない場合はコーチが説明の仕方を工夫しましょう。

選手が出来ないのは選手の能力だけでなくコーチの説明の仕方にも問題があります。

 

選手を育成するには、まず自分がおこなっている内容を理解できる場をつくることが

大切であると思います。それが理解できることで選手たち自ら

新しい発見があると思います。

それが選手の考える力を強化することになります。

 

コーチ兼トレーナー野島

asukaジュニアトレーニングクラブ

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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