奈良市のアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
最近ジュニアのトレーニングが増加しています。
ジュニア世代特に小学生~中学生が。この時期に必要なことは
自分の行う競技に対する専門的なスキルよりもまず基礎的なドリルです。
小学生中学年~中学生では基礎的なドリルが出来ていないと結果怪我が多くなるという
経験があります。
基礎的なドリルを正確に行うことで、より自分の身体を強くしてどんな競技でも怪我を
しにくい身体をまずは作りましょう。
それが出来ると応用編の様々なスキルは更に進化していきます。
今日はサッカーでのコンタクトプレーで負けないためのトレーニング方法や身体の使い方についてです。
サッカーではコンタクトプレーがつきものです。特に小学生高学年~中学生になるとそのレベルは更にあがります。
その為、すぐにこける、転倒しかけるようなプレーをおこっていると相手にボールを奪われたり、自分が相手に負けて
ボールを奪えないシーンが増加していきます。
ではコンタクトプレーで負けないようにするにはどのようなことが必要になるのでしょうか。
①体幹と言われる軸を強くする
②重心位置を高くする
⓷地面を押す方向は間違わない
この3つが重要になります。
特に①⓷はとても重要です。
体幹と言われる部分は小学生の時から強化することは可能です。特に
様々な動作スキルを覚えましょう。
①コモドドラゴン ②ベア
写真①②は身体を動かす為のトレーニング方法です。
しかし、このトレーニングでは体幹部分の軸が正しく制御できることで行うことが出来ます。
①では地面に対して身体を向けるのですが、地面方向に身体を向けるときに股関節と胸椎が連動して動きます。この
状態で前方に進むには体幹の軸を意識して四肢を動かすことが大切になります。
動物は体幹が非常に強いのは脊椎の動きがとてもなめらかで軸が安定しているためです。
軸を安定するには固めるだけでなく、なめらかに脊椎が動くことで四肢の連動動作をスムーズに
行うことになります。
②でも同じことです。左右対称の腕、脚を前方に進めるには脊椎の動きがスムーズに動くことで
骨盤の位置などが安定しないとこのべア動作では動きがぎこちなくなります。
小学生や中学生では、このように筋トレというよりも身体の脊椎の運動をいかになめらかに行うかが
重要です。そうすることで四肢への動きがスムーズになりコンタクトの時でもお無駄に力を入れるのではなく
相手の力を利用して動くことが出来たりします。
④地面を押す方向と体幹の使い方
写真④では相手のマークをかわして動いている写真です。身体の軸はとても安定して
進行方向の反対側を押して進んでいます。その為、相手の腰の高さよりも自分の腰の高さの方が
低い位置にあり、この状態であればコンタクトで負けないで動くことになります。
このように、相手に接触してこられた時に、進行方向の反対脚で地面を支えることで
相手を押し返すことが出来ます。しかし、これが逆脚で支えようとるすると簡単にはじかれることになります。
このような動作スキルを正しく習得することで相手に対して大きな力を発揮するのではなく
力の方向を利用して相手とのコンタクトを行うことがとてもサッカーでは重要になります。
⑤進行方向の反対で壁を押すトレーニング
相手ののコンタクトでは、自分が進む進行方向と逆脚で地面を
押すこととより強い力を発揮することが出来ます。
特に相手を押し切るには母指球で膝を伸展、股関節を伸展するような写真⑤のような
動作を行うことでより強い力を発揮することになります。
このようにサッカーのコンタクトプレーでは体幹の使い方がとても重要です。
ただ固めるだけでは、四肢をうまく連動することと、相手の力を逃すことが出来ない為
ただ腕力勝負になります。
出来るだけ脊椎の動きをうまく連動して動かすことでより強い力を相手に発揮することになります。
脊椎がなめらかになると股関節、胸椎の動きがスムーズになり四肢への連動をとれることになるでしょう。
最後に地面を押す足裏はコンタクトだけでなく走るときにも意識することで
足底の筋が強くなり地面をより強く押す原動力になります。
是非、コンタクトで負けない身体づくりのために体幹の強化、足裏などに意識を高めるトレーニングを
お薦めします。
トレーナー兼コーチ野島
auska-shinkyu@lapis.plala.or.jp