奈良市のジュニアアスリート専門のトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
今日は、剣道での競技力をあげるためのトレーニングについて。
剣道ではいかに相手の間合いを考え、自分のタイミングで竹刀を振り
面、小手、銅を狙います。
しかし、小学生~中学生ではなかなか、打つタイミングで速く動けない
剣士も少なくありません。
その為、なかなか上達しないというご意見をよく頂きます。
剣道は武道であり、スポーツという観点は少し違います。しかし、動作としては
基本他の競技と通ずるものも少なくありません。特に、打ち込む際にほとんどの小学生では
腕で打つというイメージがあります。
竹刀を腕で振る。しかし、実際の武道で腕で振るにはとても効率的ではありません。
逆に腕で打つと速く振りこむことは難しいのではないでしょうか。
打つというよりも落とす。身体を落とす、自分の身体が低くなることで腕が勝手についてくる。
実際は下半身と体幹の連動で振りこむイメージです。
速く打つには後方の脚と前方の脚で地面を押して移動する必要があります。この時に、地面をとらえる
意識が必要です。速く動くには速く止まることです。
面を狙う場合でも腕で振るというよりも、下半身のブレーキを使い、その力を上半身につなげることで
速く打ち込みを行うことが出来ます。この時大きな力を発揮するのは呼吸筋と言われる深層筋です。
横隔膜、腹横筋、腸腰筋、多裂筋、骨盤底筋などが。動きを速くするには大きな筋で動き出すことが大切になります。
また、剣道では、相手の体重の位置関係を見極める力が必要です。しかし、腕で振るタイミングで行うと
なかなか相手の動きに対応することが出来ません。相手が左右どちらに体重が移動したのか、その見極めを
行なうことが出来れば、その時に素早く反応するには、自分の重心がぶれないで動く。
その為には末端の筋や関節ではなく、大きな体幹部分で作動させることが大切になります。
①下半身で動く
基本は自分の重心位置を変えずに動くことが大切になります。特に
小学生の選手では、股関節ではなく膝中心で前後の動きが多いために
相手に打ち込む際にブレーキがうまく作動していない為に踏み込みが流れたり
うまく相手に打ち込めないことも少なくなりません。
①腕で振らない
②重心位置が出来るだけ移動ささない
⓷下半身で体重を移動させる
この3つを正しく動作トレーニングすることで、剣道のレベルを向上することになります。
是非、腕ではなく、体幹の動きで振るトレーニングをお薦めします。