奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブです。
今日は速く走るための身体の動作のコツについてです。
速く走る、サッカー、ラグビー、野球、バスケットボールなど様々な競技は速く走れることは
スポーツとしても、移動手段としてもとても魅力です。
しかし、なかなか速く走ることって簡単そうで難しいのが現状です。
これはこれは速く走ることが、才能や素質と思われあきらめるお子様も少なくありません。
しかし、15年間走るトレーニングを行ない、
小学生、中学生、高校生、大学生、一般の方など様々な方と走るトレーニングを
行ない感じるのは、素質や才能ではなく動作のメカニズムを覚えて頂くことがまず
重要です。確かに練習をしないと速くはなりません。
その練習の方法が出来るだけ動きを理解しておこなって頂くことで誰でも速く走れるのです。
以前、木津川市でジュニア選手の走り方教室をおこなっていた時に、運動を全く
小学生4年生くらいまでしていなく、走ってもなかなか速くならないお子様が来られていました。
しかし、正しいフォーム、正しい身体の使い方を習得したことで、驚くくらい速く走ることに
なります。確かに本人さんの努力も必要です。しかし動きかたがわからない子供さんにいくら速くることを
求めても知らない動作はなかなか自分で理解することは難しいのです。
これは他のスポーツでも言えます。
サッカーならキック、ラグビーならスクリューパス、タックル、バスケットボールならシュート、
野球なら投球など動作を理解することで、各段と成長することになるのです。これも動作を理解することで
上達していきます。
その為走ることも同じだと言えます。
まず走り方の動作を覚えることが重要になります。
走ることも競技の一つとしてご理解して頂くと速く走ることにつながります。
以前は走るのは子供から脚が速かった、才能であるという意見も20年前くらいはありました。
しかし、ここ10年で走るメカニズムが解明され、どの部分で地面を押すかどういう腕振りが必要か
身体の倒す角度など様々な研究がされより科学的な根拠のもとで走ることがトレーニングされています。
その為欧米ではプロスポーツにラン専門のコーチがいるくらいです。
では速く走るために必要な動作を説明してきます。
①速く走るには、地面に踵をつかないで走る
②踵が自分の臀部の下にくる意識で走る
③膝は必ず前方を向く、決して下や斜め下方向を向かない
④腕の振りと地面を押す動作を同じにする。
⑤肘は曲げて走り出来るだけ後方に動く意識が必要
⑥スタートの時は基本上半身をしっかり使い水泳のクロールのように前方から大きく腕を引く
⑦走る時には出来るだけ地面をスキップのように接地時間を短くする
この7つがおおまかには必要です。
こんなにあるのと思われがちですが、ひとつづつ分解して説明していますので
連動していくと大きくは3つくらいになりますがこの動きをひとつづつクリアしていくことで
必ず速くなります。
私が担当した15年間で速く走れない子供さんは誰もいません。
インターハイや全国大会に出場などに多くの選手が様々な競技で活躍していきました。
でもみんな最初から出来たわけではないのです。最初は出来なくても動作をクリアしていくことで
速くなります。
目安ですが小学生6年生では7秒8は切るようにしています。
中学生1年生では7秒5を2年生では7秒3を切る、3年生では6秒台で走る。
これはほぼ全員がクリアしております。これはあくまでも目安です。
もっと速い選手は沢山います。しかし、全員がこのタイムを目標にまずは
練習していき、どんどん速く走ることがいずれは楽しくなります。
是非、速く走るための動作トレーニングで6秒台を目指しましょう。
コーチ兼トレーナー野島