奈良市パーソナルトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
ここ最近、筋トレ後に400mダッシュを行なっています。
なかなかハードトレーニング。
でも50代でもきちんと動作を理解してトレーニングすることで、
筋力をアップすることは可能です。
最近はトレーニングの本なども多くあり、動画も沢山あります。
しかし、実際出来るかたの風景は一般の方が同じようにおこなえるかは
疑問です。まずそれまでの過程がほとんどわからないので、簡単に筋トレ=ダイエットには
結び付けるのは少し難しいかもしれません。
筋トレでの効果はランニングよりも高いと言われています。
しかし実際は、筋トレでの効果をあげるには、正しい身体の使い方を習得することが肝心になります。
特に、自分ではわからないのですが左右差、体幹に腹圧レベル、関節の可動域、脊椎の強さなど
様々な要素が本来はクリアにすることでより高いレベルでのトレーニングを行なうことになります。
しかし、ほとんどの方が、あまり可動域も気にせず、腹圧も意識せず、脊椎の強さも意識しないまま
いきなり重たい重量にチャレンジしたり、有酸素系ばかりをおこなったりしています。
これではなかなかダイエットの運動というよりも少し汗を出す程度とおもった方がいいと思います。
ダイエットを効率よく行うには、スポーツ選手と同じようなメカニズムが本当は必要になります。
週1~2回で身体を引き締めるには、まず自分の動きを客観的に見ることが必要です。
特に、姿勢、可動性、体幹の強さ。
この3つをまずは評価してからでないとどのレベルで行うかを自身で判断することは
車の点検を自分で行うようなものです。
その為、出来るだけ自身の評価を行うようにしましょう。
その中で、重要になるのは
まずは関節の左右差の可動性です、特に股関節の内外旋、胸椎の回旋、肩の屈曲・伸展に問題があるかが。
関節の動きに制限がある場合はトレーニングメニューを少し気をつける必要があります。
これは特に上半身系、下半身系のトレーニング両方ですが
例えばスクワット動作
①股関節の動作
写真①のようにスクワットを行う場合、股関節の内旋と言われる動作が出来ないと
地面を強く押すことが出来なくなります、その為写真でも膝を押さえていますが
これは膝が内側に動くと実際は股関節が内旋できなくなる為、あえて押さえています。
股関節の左右差があると内旋制限がある方が写真のように膝が内側に向く傾向があります。
また胸椎、肩関節の動きに制限があると
写真ではあまりわかりにくいのですが、身体がやや左方向に前方に倒れています。
これは内旋出来ない股関節と胸椎の動作が左に制限があるか、肩関節の動きに制限があることが予想されます。
このような動作でトレーニングを続けるとどうしても左の膝、腰に大きな旋回動作がはいり
怪我のリスクとこれ以上のパフォーマンスは望めない可能性があります。
このように立位でトレーニングを行なうには、その動作の為に可動域を正しく習得することが今後のトレーニングレベルに
大きなアドバンテージになります。
①股関節内旋トレーニング ②胸椎回旋トレーニング ③アンチローショントレーニング
写真①~③では、股関節内旋、胸椎・肩関節回旋、体幹の回旋トレーニングをおこなっています。
この股関節内旋可動域、胸椎・肩関節の可動性、そして体幹をしっかりとめる動作が出きることで
様々なトレーニングに対応することが可能です。
④⑤デッドリフト
この④⑤のデッドリフトでは、体幹のローテーションを抑えることができるか
左右の股関節の可動域や内旋ができるかどうかがとても重要なポイントになります。
⑥⑦懸垂
懸垂では胸椎の伸展動作ができるかどうか、肩の内旋動作が両方ともできるかどうか
肩甲骨の下制内旋ができるかどうかなどがポイントになります。
⑧ショルダープレス
このショルダープレスでは肩の屈曲動作の可動性と左右差がないかどうか、
体幹のアンチローテションが維持できるかどうか、などがポイントになります。
このように先ほどの関節の可動域、回旋能力、体幹の安定性などが
全てのメニューで必要になります。
その為、身体の左右差、体幹に腹圧レベル、関節の可動域、脊椎の強さなど
様々な要素をクリアにすることでより高いレベルでのトレーニングを行なうことになります。
高い質の高いトレーニングは筋力を早期に刺激し、筋力アップにつながり
ダイエット効果の大きな要因になります。
是非、トレーニングの質をあげましょう!!
トレーナー兼コーチ野島