奈良市ジュニアトレーニングジム/ フィギュアスケート4回転ジャンプを跳ぶ為のトレーニング方法とは!!

奈良市ジュニアトレーニングジムのasukaジュニアアカデミー。

今日はフィギュアスケートでの4回転ジャンプについてです。

最近では男女ともに4回転にチャレンジする選手は少なくありません。

しかし、4回転ジャンプを成功していくには様々なポイントがいくつかあります。

 

特にジャンプ動作で重要になるのは軸です。

よく解説でも軸のことが言われています。軸が少し傾くことでジャンプの成功度は

大きくかわります。では、どのようにすればこの軸を安定させていくことができるのか。

今日はその部分にフォーカスをあてていきたいと思います。

 

4回転を跳ぶには最低限の高さは必要です。

40センチ以上は跳ぶ必要があります。

しかし、跳ぶだけでは成功には結びつきません。

特に身長が高くなる分軸のブレはおおきくなります。しかし、その軸を安定させるためには

身体の体幹部分の様々な強化が必要になります。

ジャンプではジャンプい入る前の予備動作、ここが大切です。

ほとんどの選手はジャンプを跳ぶさいに脚に力を入れて跳びます。しかし、それでは

跳んだ際の回転を自分で制御するのは容易ではありません。

 

①回転動作

空中で回転しながらそして片足で着氷にいくまでは1秒程度になります。

この1秒で身体の軸を安定させるためには、アンチローテーションと言われる身体の体幹部分の回転への

制御が必要になります。当然回転すると回転する側へ遠心力がかかります。そしてその遠心力と

跳んだ際に前方への移動も加わります。

しかし、この遠心力と前方に移動する力は身体の軸をぶれる原因になります。

特に回転速度があがるとその分身体にかかる力も1回転、2回転に比べ物にならないくらい遠心する力が

かかります。

その為、軸を頭の頭上からみたときに小さい円をかくよに回ることが求められます。

しかし、身体の肩幅がそのまま回旋するとどうしても回転軸は大きくなります。

それが4回転では成功する確率を下げてしまいます。

それを可能にしていくには肩幅をあえて小さくする方法です。

それが半身の姿勢にあります。

 

回転する際に自分の身体の半分が常に進行方向に向かっていると身体はねじのようにスパイラルのように

なります。そのスパイラルをつくることで回転軸を小さくすることが出来ます。

現に、4回転を跳ぶ選手は身体をジャンプする瞬間に半身に素早くもっていき

自分の遠心する力を抑えています。しかし、この半身の姿勢をとるには身体の軸を強化するアンチローテーションと言われる

メニューを行うことをお薦めします。

 

空中では回転動作を制御するのは自身の体幹部分だけになります。

その為、地面からの反力などを使えない為に、アンチローテーションを行いましょう。

①             ②

アンチローテーションとは自分の体幹部分で回転する方向を制御するトレーニングです。

このトレーニングでは①のような横向き、②のような立位でのトレーニングをおこなうことで

回転する方向と反対の方向へ進むトレーニングをおこないます。

このトレーニングのバリエーションは沢山あり、しっかりと自分の体幹部分を安定させる

ことができると空中での安定性はまったく違う感覚になります。

 

4回転ジャンプを跳ぶには、様々な要素が必要になります。

しかし、この軸の安定性が伴うことで回転の安定感は大きく変化します。

また、胸椎の回旋可動域が向上することで、空中での回転速度は向上します。

4回転を是非、跳びたいかた、身体の軸強化トレーニングをおこなってみてはどうでしょうか。

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トレーナー兼コーチ 野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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