ジュニアトレーニング、フィギュアスケートジャンプ力向上の為の体幹トレーニングとは。

今日はジュニアのフィギュアスケートのトレーニングについてです。

フィギュアスケートのジャンプ向上の為のトレーニングです。

ジャンプで3回転以上、トリプルアクセルや4回転ジャンプを練習している選手も

最近では珍しくありません。

しかし、なかなか成功の一歩手前でとまっている選手が少なくありません。

ではどのようにすれば3回転やトリプルアクセルが成功するのか。

 

まず①ジャンプ力もそこそこ必要です。

しかし、ジャンプ力だけではないのです。

ジャンプを高く跳ぶことは、それだけ着氷の時の衝撃も大きくなります。

高く跳ぶに越したことはありませんが、それでは何回も繰り返してのジャンプは難しくなります。

3回転以上を跳び成功するには軸がまず重要です。

自分の軸が安定して回転動作にあるか。このブレ大きいとジャンプしても着氷で

の成功率が下がります。これでは出たとこ勝負になります。

安定して跳ぶには、まず回転軸を安定させることが先決です。

そのうえでジャンプの回転速度をあげます。回転速度をあげるには胸椎の回旋力を

大きくする必要があります。

胸椎は45度程度回旋する能力があり、この関節で跳ぶことが重要になります。

この関節の硬さがあると回旋力が低下しなかなか3回転以上は跳べません。

特にジャンプを腕で跳ぶ、腕で回旋させようとする選手にありがちですが、

腕に回旋する能力はありません。現にロシアの選手が腕を上方に挙げて跳んでいる選手が

多いのも腕の回旋が必要ではない証拠です。

では、この胸椎の回旋力をつけるにはどうすればいいのか。

胸椎の回旋はまず腕の脱力が必要です。跳びたい、回転したいという思いは

逆に力みになり腕に力が入り、回旋する能力を低下させようとします。

 

①ゴルフの胸椎回旋

それは他のスポーツでも同じことが言えます。

ゴルフでは胸椎んの回旋が出来ることで飛距離は伸びます。

しかし、この胸椎が硬い選手はなかなかドライバーでも飛距離が出ません。

これはフィギュアスケートでも同じことなのです。

 

②胸椎のトレーニング

胸椎の回旋を強化するにはまず胸椎が強く、しなやかでなくてはなりません。

その為には写真②のターキッシュゲットアップのような胸椎の回旋、伸展に特化したトレーニングが

効果的です。

 

胸椎のトレーニングってなかなか聞きなれないと思いますが、この胸椎のトレーニングこそ、

フィギュアスケートではとても重要になります。

とかくジャンプトレーニングばかりに目がいきがちですが、ジャンプだけではなく、

回旋を伴うことからまず軸を安定させた上での回旋力には胸椎が不可欠です。

 

この上半身の胸椎を強化することでジャンプは大きく変化します。

当クラブでは多くの選手をトレーニングして3回転以上を成功させております。

それはジャンプ力が決して高いレベルでなくても問題ありません。

正しい身体の動作を覚えることで3回転、トリプルアクセルは可能なのです。

 

是非、フィギュアスケートのジャンプで3回転、トリプルアクセルを目指しているが

なかなか成功できないという親御様気軽にお問い合わせください。

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トレーナー兼コーチ 野島

フィギュアスケート専門トレーナー

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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