奈良市スポーツ傷害トレーニングジム/ 腰椎分離症からの競技復帰へのトレーニングとは。

奈良市スポ―ツ傷害トレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。

今日は腰椎分離症からの競技復帰へのトレーニングについてです。

 

腰椎分離症は、中学生~高校生に多い腰のスポーツ傷害の一つです。

特にどの競技に多いとかはなくサッカー、野球、バレーボール、剣道など多くの

競技で発症する傷害です。

発症の大きな原因は2つあります。

①腰への負担がかかるような動作

②腰周辺のインナーマッスルの低下

になります。特に①は胸椎、股関節といった本来使うべき

関節を使わずに腰への依存が多い選手に多く見られます。

②については、本来インナーマッスルを使うことで腹圧を高めることが

出来ていたのですが、何らかの影響で自分でなかなかお腹への圧が高まらい状態に

なっています。

では、競技復帰に向けて腰椎分離症の場合まず

病院で診断を受けて、コルセットの着用が3カ月程度あります。

その後は自力でのリハビリを行い競技に復帰します。

しかし、3カ月後自分でリハビリをするといっても簡単ではありません。

特に競技に復帰する訳で身体への負担はとても大きなものになります。

復帰しても、①②が改善出来ていない場合、腰の痛みが誘発されまた、

下肢への神経症状が発症するケースも少なくありません。その為①②を改善することが

結局は競技への早期復帰と今後の予防に大きな効果があると思われます。

 

では①の腰以外の関節についてですが

①腰へのリハビリトレーニングの一つ

腰椎は本来は写真①のようにマットに完全にくっついているイメージが

必要です。

②③股関節の可動性

④⑤胸椎の可動性

写真②③では股関節の可動性を表しています。

しっかりと股関節が内外旋することで腰の負担特に回旋動作を大きく減少することになります。

また④⑤では胸椎の可動性のトレーニングです。

ここでは胸椎の伸展と回旋をおこなっています。

この運動が行えることで腰椎の伸展動作を制限することになります。

 

次に②のお腹のインナーマッスルをしっかりと強化していきます。

⓺腹部のトレーニング

お腹の圧を高めるには写真⓺のようにチューブを自分の身体の方に引っ張ります。

この動作では自分の身体をチューブに近づけるイメージと腹部の特に腹直筋を伸ばす

意識が必要です。腹直筋を伸ばそうとすることでお腹の腹圧を高めること繋がります。

 

この①②をしっか行ないます。

そうすることで自分の身体の使い方に変化が現れます。

それが競技に復帰した後も自分の腰椎を守ることに繋がります。

腰椎分離症からでも競技への復帰されている方は少なくありません。

是非、身体の関節の使い方、お腹の腹圧を高めるトレーニングをおこないましょう。

 

トレーナー兼コーチ野島

リハビリテーション

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

同じカテゴリーの記事を読む

この記事を読んだ方は、他にこちらの記事も読んでいます。