奈良市のジュニアトレーニングジムのasukaジュニアアカデミー。
今日はラグビー、アメフトでの瞬発力向上のトレーニングについてです。
その前に当クラブではラグビースクールを運営しております。
毎週日曜日に奈良市・木津川市でラグビースクールをおこなっております。
特に走る、タックル、キックなどの基本的な能力向上に必要な身体の使い方を
基礎から丁寧に練習しております。
いきなりタックルをするのはなかなか、難しい、また走るのが遅いからどうしたらいいのでしょうか。
など多くのご意見頂きますが、全然大丈夫です。
タックルも走るのも運動動作を正しく覚えることがゴールへの最短の近道になります。
基本から丁寧に練習するasukaラグビースクール体験会も今月
11月20日
11月27日
とおこなっております。
12月も11日、18日、25日と体験会おこなっております。
気軽に参加してみてください。
では、本題に入りたいと思います。
瞬発力をあげるにはどうしたらいいのか。
まず重要になるのが動作手順です。この手順を間違うとなかなか瞬発力をあげることは出来ません。
またラグビーやアメフトは陸上ではないので陸上の走る練習をそのまましても瞬発的な能力をすぐに
あげることは出来ません。
陸上はスタブロを使い、相手からのコンタクトや対面での選手はいません。また
走る距離も100mが最短になります。
しかし、ラグビーやアメフトはコンタクトが前提のスポーツです。また相手が前にいるのも
前提になり、走る距離も5m~10mといった所がメインになります。
その為走る方法、スタートの角度などが違ってきます。
まず
①踵はつかない
②腕、胸椎のスイングをコンパクトに素早く行う
③脚は出来るだけ、自分の軸脚に近い所を踏む
④重心を移動させて走る
この4つが重要になります。
そうすることで脚の回転速度が瞬発的に向上します。
まず踵はつかない癖をつけましょう。
走りだすときに踵が地面にくっついていると地面を押す時に身体をすぐに前方に傾けることが出来ません。
次に上半身のスイング速度をあげることが必要です、
特に胸椎の回旋速度を、肘も伸ばすイメージではなく曲がった状態で肘から
下は出来るだけ力を抜きましょう。
①上半身の回旋速度をあげて走るトレーニング
私がよく行うのは横から縦方向へ走るトレーニングです。
ラグビーやアメフトは走るコースも様々です、その為横から縦などの方向転換を
素早く行うには上半身の回旋速度とあげることでスタートがスムーズに行えます。
特に肘から下をどれだけ力を抜くかです。走り出す時には水中でのクロールのように
前方をかくようなイメージで自分を前方に引き上げる意識が必要です。
そして自分の振り上げた脚は軸脚の少し前あたりに下ろすイメージが必要です。
よく脚を前方に大きく踏み込む選手がいますが大きく踏み込むと身体の重心が後方に移動します。
そうなると、前方に傾いていた重心が後方に移行しブレーキ動作になりスピードを落とすことに
なります。
最後に重心が自分の前方に預ける意識が必要です。脚から踏み込むというイメージがつくと
重心が残り後方に体重がかかり瞬発的力を発揮することが出来ません。
②常に重心位置を前方におくトレーニング
写真②では腕で壁をおしながら自分の重心位置を前方におきながら脚の入れ替え動作を
行うトレーニングです。
このように自分の重心位置を前方におくことで脚を後方に踏み込みやすくなり、脚の回転速度が向上します。
ラグビーやアメフトではこのくらいの走る傾斜角度で十分だと思います。大きく身体を傾けると傾けたあと
自分の体重と重力を支える力が大きくなります。その為何回も何十回、何百回も走る競技では
最低限の傾斜を作り走りだすことでスピードを向上させることが出来ます。
またその際に自分で地面を両足でしっかりと”押す”感覚が重要です。
地面を押す感覚をどこでもできるようになるには、踵をつけない、腕を素早くスイング、
軸脚方向を押す、この動作を習得することで脚の回転速度が瞬発的に向上し、0~5mのスピードは向上します。
是非、瞬発的なスピード向上の為のトレーニングをお薦めします。
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トレーナー兼コーチ野島