ジュニアトレーニングでは
学年ごとに少しトレーニング方法やレッスン方法も違ってきます。
例えば、小学生1~4年生程度までは、まだ全ての競技の理解が出来ない部分もあり
動作を出来るだけ遊び感覚や興味のあることに変換して指導することがより子供さんに
受け入れられると思います。
また、5年生以上中学生2年生程度まではある程度の意味を理解してトレーニングも行えるために
ボードなどに詳細を説明してトレーニングをおこなったりします。
今日は特にこの小学生5年生以上のトレーニングについてです。
※あくまでもこれは私の見解ですので、ご了承ください。
サッカーでの今回はキック力についてです。
キック力を向上させる前に、現在のサッカーについて自己分析を子供にしてもらいましょう。
例えば①スピード②スキル(キック、ステップ)③コンタクト(フィジカル)④切り返し動作の中で
どの部分が得意なのか。
この中で一番自分が改善することで競技レベルをあげるのは何か。
これがキックのカテゴリーのスキルの場合、キック力をあげるのに、何が必要になるのか。
①重心移動②ブレーキング動作
この2つを意識してトレーニングを行います。ここまでの意味をきちんと子供たちに落とし込んでいく
必要があります。
ただこちらからだけでの押し付けではなく、相互理解を求めましょう。
そうすることで、私がいない所でもこの内容を意識してくれると思います。
では実際に何が必要になるのでしょうか。
まずは重心移動です。重心が大きく揺れることで自分の位置の様々な力配分が変わります。
①キック動作
キックする際にはまずは自分の重心を後方に一度は移動させます。これはブレーキをかける為に
身体が突っ込んでしまうとスピードを止めることが出来ずにボールを蹴ることになります。
これではボールにスピードが乗り過ぎて自分のベストな位置で蹴ることが出来ません。
その為、つま先をあげ、自分のスピードを股関節で受け止めて一旦減速させます。この時に写真①のように
腕を大きく振り上げることで伸張反射がおきます。
この後腕を下すことで右脚と左手が近づくことで大きな力が生れます。
次に自分の重心を今度は前方にもっていき体重をボールに乗せていきます。
②キック動作
重心が前方に移動することで体重を脚にのせることができ、前方への推進力に変化します。
この一連の動作を覚えていきます。
最初はなかなか出来ないかもしれません、しかし、キック動作も切り返し動作も
反復して練習をします。その際に重要になるには何故キックの練習をするかです。
そしてその為には何が必要になるのか、そしてその為にはどんなトレーニングを行うか。
この一連の流れを覚えることでこの後、自分の中での課題が一つづつクリアになると思います。
是非、サッカーでのキック力向上の為の練習をおこなってみませんか。
興味のある方、キック力で御悩みの方、気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ野島
asuka-junior.com