ジュニアトレーニングシリーズ第4回目です。
今日は剣道です。剣道では竹刀の振り下ろす速度と相手の間合いに入りこむ
速度が速い方が俄然動く際には有利です。
しかし、これがなかなか速くならないというお問い合わせが少なくありません。
特に小学生~中学生では筋力もそれほど活かした動きが出来にくい為に
重心の移動を速くする必要があります。
剣道だけではありませんが重心位置は基本地面に対して自分の身体の中心位置くらいにあります。
おおよそ自分のみぞおち部分あたりに。
この重心は前後左右ともに大きく移動するとどうしてもパワーバランスが崩れる為に
移動速度が遅くなります。この部分が剣道でも同じことが言えます。
①面打ちの瞬間
写真①では面を打つ瞬間です。自分のみぞおち部分がおおよそ身体の真ん中付近で移動している
写真です。このように自分の身体が進行方向に向かい鉛直方向に移動するには
重心バランスを崩してはいけません。これが後方にのこっていると面を打つ際に
バランスをくずしたまま、面打ちを行うことになります。
その為重心移動をスムーズに行うには重心移動を出来るだけスムーズに行うトレーニングなどが
必要になります。
②重心位置トレーニング
重心位置を動かすトレーニングはあえて行います。このトレーニングではあえて、
自分の重心バランスをくずすようなチューブでのトレーニングを行います。
この時に重心位置が崩れないように自分でどの位置で地面を押さえることで移動しないかを
確認します。
この確認を行うことで常時どの位置で自分の重心位置がどの部分にあるかを
確認します。
このようなトレーニングを写真②では前方からのチューブですが横方向、後方からなど様々な抵抗を
欠けておこうトレーニングを行います。そうすることで自分の重心バランスがどの部分にあるかが更に明確になります。
剣道ではこのような左右前後に揺れる動作が競技のなかでは頻繁におきます。
自分の重心位置を常に意識することで相手の動きに対するイメージが大きく変化します。
速く動くには俊敏性が必要です。しかし、この俊敏性を鍛えるために
ラダーやミニハードルを行うことはそれほど大きな意味を呈しません。
それよりもコンタクトされた時にでもすぐに打ち返すには自分の重心の位置を常に意識する
トレーニングをお薦めします。
剣道での競技力向上で御悩みの親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島
明日から15日までお休みになります。