サッカーではコンタクトプレーはつきものです。特に中学生以上になると激しいコンタクトが
予想されます。
このコンタクトプレーで必要になるのは体格や体重ではありません。
体幹部分のインナーマッスルの強化が必要です。コンタクトは当たる瞬間に自分の身体の内側から
負荷をかけることで体幹部分は安定しとても強固なものになります。
例え体格差で負けていても、身体の大きさだけでコンタクトしていると
交わされたり、コンタクトが相手の方がより重心が低い場合などは簡単に負けることにも
なります。
これは体格が大きくてもインナーマッスルと言われる部分が脆弱であると
重心の軸をずらされてコンタクトされると実際には自分の方が不利になることが少なくありません。
これは、身体には重心や重心軸があり、その軸を崩されてしまうと簡単に倒れることになります。
その為、体幹を強化することでその軸を強くすることが可能になります。
ではどのようなトレーニングを行うか。まず呼吸と地面からの反発をもらうこの2つです。
特に呼吸が常に意識する必要があります。この体幹部分のインナーマッスルは呼吸筋と呼ばれる
筋ですから呼吸を意識することでより筋が活性します。
呼吸を鍛えるにはまず、
①地面を押す&呼吸トレーニング
写真①では地面を押すことと呼吸を同時に行います。特に地面を押すときに身体の背部のラインが
まっすぐになるようにしましょう。
身体の軸が崩れないことを意識して鼻から吸い口から吐く呼吸をします。
このトレーニングでは地面を手のひらで押すことで身体の軸を安定させます。
インナーマッスルは地面、床、壁などからの反発に抵抗しようとします。
コンタクトの瞬間に自分の身体を一瞬だけ強固にします。
また相手の軸をずらしてコンタクトすることも覚えていきます。
すこし軸をずらされるとコンタクトではとても優位に自分をもっていくことが出来ます。
②③相手の軸をずらすトレーニング風景
相手が例えばサイドから押してきたりする場面多々あると思います。
しかし、この時にまともに相手と接触することはさけましょう。
これは相手の腕力や体重が重いと負ける可能性があります。
しかし、相手が押してくる時に自分の重心を少しずらします。
そうすることで相手は自分の軸が左右に大きく移動します。そうすることで
次の動作では有利に動くことが出来ます。
これは自分の軸を崩さずに相手の軸を崩すというトレーニングです。
武道などではよく行わなれる動作です。
相手の軸をずらすには自分の軸を崩さずに重心位置だけを少し変化を与えます。
このトレーニングこそが相手の力を利用して尚且つ自分が相手より優位な位置でボールを
受けたり走ることになります。
しかし、これには自分の体幹のインナーマッスルが強くないと出来ません、
その為には呼吸と床などの反発をもらいいつでも自分の軸を強固に出来ることが大切です。
コンタクトププレーでも身体の使い方のコツがとても大切になります。
是非、コンタクトに強い身体をつくりませんか。
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コーチ兼トレーナー野島竜一