今日は競技力に差をつけるトレーニング、第2弾 バトミントン編です。
バトミントンではコート内で出来るだけ素早くシャトルをとることが必要になります。
しかし、コートの下に落ちそうなシャトルをどれだけ速く拾うことが出来るかが
重要になります。
しかし、速く拾うには、体重の移動方法がとても重要になります。
自分の前にあるそれも低い位置でのシャトルを拾うには、自分の姿勢も低くなるので
当然体重は前脚に大きくかかろうとします。しかし、それでは次の動作に向かう時にスピードが
極端に落ち次の動作に遅れが生じることになります。
速く動くには、いかに股関節の切り返し動作がスムーズに行えるかが鍵になります。
①②股関節の可動域トレーニング
まずは、股関節の可動域をしっかりとつくることが重要です。
片足の股関節は曲がり、反対は伸びているような状態になります。
これを数回繰り替えしまずは、股関節がスムーズに動くようにしましょう。
③バトミントンのシャトルをとる姿勢
写真③のように後ろ脚が伸び前脚は曲がる状態になりますが、この時、完全に前脚に体重を
全て載せていては次の動作が遅れます。
基本は体重の50~60%程度で膝は90度程度曲がった状態で止まっています。
この膝があまり前方に行き膝の角度が鋭角になればなるほど、体重は前脚にかかり
次の動作が遅くなります。下のシャトルをとり尚かつ速く動くには、臀部を後方に引いて
股関節の力を使って動くことが重要になります。
④⑤ヒップトレーニング
写真④⑤は速く止まる為に臀部と体幹を意識するトレーニングです、
まずは両脚で高さのある所からジャンプを行い
着地の際に臀部を後方に引いてしっかりと止まります。この着地した際に
膝が前方に行かないことが鍵です。素早く動くには膝の筋力ではなく
臀部の伸張反射がとても重要になります。
臀部を速く収縮させることが先ほどの写真①のような体勢から速く動くことに
繋がるのです。
次に股関節の内外旋を素早く行います。
⑥⑦ 股関節内外旋トレーニング
写真⑥⑦のように、立位姿勢から股関節を内外旋するトレーニングを行います。
この時重要になるのは、股関節を速く回旋させることです。その時の
体重バランスを左右ともに基本は半分づつで維持することをお薦めします。
これをいかに素早く行うか。素早く行うには胸椎の回旋と股関節の柔軟性と
臀部の筋肉の収縮スピードが重要になります。
このようなトレーニングを繰り返すことで、パワーポジションからすぐに
どのようなシャトルが飛んできても股関節の回旋と胸椎の回旋能力が速くなることで
シャトルを素早く拾い、次の動作に速くスタンバイすることが出来ます。
写真⑧
写真⑧は体重が前脚に完全に乗っていない為、身体じょボデイバランスが保たれているのが
わかります。この動作から次への動作はかなりスムーズに行うことが可能です。
競技力で差をつけるトレーニングを各競技スポーツ事に行っております。
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トレーナー兼コーチ 野島