今日は競技力向上シリーズ、フィギュアスケートです。
フィギュアスケートで特に3回転以上のジャンプを跳ぶ方法についての投稿です。
現在当クラブにも多くにフィギュアスケートの選手が来られています。
女子選手でも3回転を跳ぶのは最近ではめずらしくはありません。
中学生でも3回転を跳ぶ選手は沢山います。しかし、この3回転以上のジャンプを
成功するには、当然フィギュアスケートでの練習も必要ですが、陸上でのトレーニングが
現在では不可欠になっています。
才能から動作トレーニングへ
以前は才能のある一部の選手が練習を繰り返し行うことで3回転を跳ぶことが出来ました。
現在では動作が分析されより科学的なトレーニングが導入され、中学生でも
おおくの選手が跳べる時代に突入しております。
その中でも女子は4回転、男子は5回転時代が来ると言われています。
これはトレーニングが発達することで少ない練習でも跳ぶことが可能になっています。
陸上のトレーニングを行うことで氷上での過度な負担を減らすことになります。
3回転以上のジャンプは動作を正しく覚えることで誰でも跳べるのです。
それは、3回転を跳ぶには様々なジャンプの種類があります、ループ、アクセルなどの様々な
種類があります。ジャンプの仕方は違え、基本的に跳んで回転することに変わりはありません。
では、どのようなトレーニングが必要になるのか。
まず、3回転の回転を行うには跳んでいる空中での姿勢が地面に対して出来るだけ
垂直かジャンプした方向から鉛直方向に跳ぶことが重要です。
身体が傾斜して跳ぶとその分空中での滞空時間は短くなります。
また、回転するには出来るだけ身体の軸で回旋することが必要です。
速い段階で腕をたたみ、身体を棒のようにして回転することが必要とされます。
これらが出来れば着氷になります。しっかりと股関節を使って着氷することで
綺麗な着地になります。
①②軸回旋のトレーニング
写真①②では地面に手脚がつかないで回転していきます。
このトレーニング重要になるのは軸を意識することです。軸回転するには
手足を地面に着かないことが肝心です。右、左回転を交互に繰り返し行い、
どちかからでも回転する体幹の強さを作ります。
③④軸を意識した背筋の強化
写真③④では不安定な状態での重力に対抗しながらのトレーニング。
軸回転を行うには、強い背筋力と体幹力が必要になります。
強い体幹力を意識するには、このような不安定な状態で軸をぶれずに
背筋を強化するトレーニングが効果的です。
最後に回転速度をあげるには、上半身の胸椎部分をどれだけ回旋することが
できるか。胸椎の回転が行えることで回転速度をあげることになります。
これも専門的なトレーニングを行うことで速い回転をつくるだすことが
可能になります。
フィギュアスケートでは陸上でどの程度ジャンプ+回転が出来るかで
実際のジャンプが出来るかを予測することが出来ます。
是非、フィギュアスケートで3回転以上を跳びたいとお思いの方親御様、
選手の方気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島