今日は100mをいかに速く走るかの投稿です。
最近では100mで自己新を出す選手が増えてきて、みんなとても頑張っていますね。
速く走るには、スキルが必要になります。
今日はスタート編です。
陸上で速く走るには、スタートはとても重要です。
ケンブリッジ選手も今シーズンとてもスタートが好調でタイムも
いいタイムが出ています。
スタートで小学生、中学生がよくあるケースですが、前に進みたい気持ちが
大きすぎてどうしても脚を前に出そうとします。
しかし、スタートはまだ動き出していないいわば静止している状態から動くことになります。
この動き出すときに大きく、脚を前に踏み出すとどうしても身体が後傾してしまい、
ブレーキをかけていることになります。これをおこなっているとなかなか100mで
速く走りタイムを短縮することは難しくなります。
タイムを短縮するにはスタートで身体を前に大きく倒して脚はスタート地点から近い
所にあることが理論上は速く走ることになります。
走るには力を進行方向と逆方向に最初は押す必要があります。
これは移動するには進行方向と逆方向を押すことで進む理論があります。
壁にもたれて壁を押すと押した方向と反対方向へ移動します。
走る時もまさしく同じことが言えます。
写真 ①
写真①はスタートの時の脚の位置です。
足の接地する時に、一番手前の選手はつま先が下を向いています。
2番目と3番目の選手はつま先があがりスタートかた近い所に足をおきに行っています。
向かって一番後ろの選手黄色のスパイクの選手は足が高い位置にあります。
まず、つま先が下を向いているとこの後の踏み込みで地面に足裏が接地する時間が長くなります。
足首は出来るだけ背屈位で維持することが速くなる条件になります
。多分つま先の先端しかつかないか脚裏全部つくかどちらかになり、3,4歩目で地面の反発をもらえないような
地面をかく動作になります。
一番奥の選手の脚を高くあげることは身体が後ろに倒れる為に、この後かなりスピードが
軽減したまま動きだすことになります。
2番目と3番目の選手はスタブロからそれほど遠くではない位置で着地しようとしています。
これが理想ですね。脚をあげることを意識することや、前に足をつくことを意識すると
身体の上半身の前傾姿勢が崩れる為に、スタートでの加速を軽減することになります。
スタートの時は出来るだけ上半身を下半身に近づける意識が必要です。
上半身を倒すことで脚を出来るだけあげないようにすることが前に進む推進力を
高めることになります。スタートして3~5歩目までは出来るだけ身体の動きで
走りだすことが100mでは重要です。
脚をあげて地面を踏む動作はどちらというと10mを超えてくらいからです。
100mは短いようで長い距離。
スタートから身体の筋肉を使うと後半大きく失速することになります。
前半は出来れば、身体の動作で動きだしていくことがスタートで速く走りだすことに
なります。ただ1歩目、2歩目では上半身の腕の振りはしっかりと行います。
腕が振れないと身体を前傾することが出来なく、すぐに身体が起きることになります。
是非、スタートのスキルを習得しませんか。
当クラブで多くのお子さまが100mで自己新や全中、インターハイ、インカレなどに
出場しております。
100mをもっと速く走りたいとお思いの親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。
明日は中盤以降の走り方についてです。
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トレーナー兼コーチ 野島