今日は昨日に続き腰痛を改善するトレーニング方法についてです。
大人の方で多いのは50歳以上では脊柱管狭窄、
20代以上では腰椎椎間板ヘルニアが多いようです。
どちらも症状はよくにています。
長時間の歩行が難しい、下肢へのしびれがある。
頻繁に転倒をする、つまづくなどがあげれらます。
まず改善して頂きたいのが長時間の座位です。
陶芸や趣味で長時間座ることは出来るだけ控えるほうが
いいです。腰椎は座位の方が立位時よりも腰への負担が大きくなると
言われています。
ですので、出来るだけ同じ動作を繰り返さないことを
まずはお薦めします。
次にリハビリ方法をしてまずアプローチしていく関節は胸椎と股関節になります。
腰に傷害のある場合、基本的にはこの胸椎と股関節に問題があります。
腰の腰椎に問題はほとんどありません。本来は胸椎で行うべき動作を
腰で行い、股関節で行う動作を腰で行っています。
①胸椎の動作改善
胸椎は本来伸展する動作が得意としております。
普段は屈曲している為に伸展する角度が大きく、この伸展する力で
上半身を正しい姿勢に本来は位置づけています。
しかし、腰への傷害があるか方は、この胸椎がほとんど動いていません。;
丸くなり、ほとんど動かない為に腰でこの動作を代償することになります。
写真①では四つん這いの状態で胸椎にアプローチをしております。
しっかりと胸椎を立てることで、腰への負担を大きく減らすことになります。
脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアでは腰の部分の筋肉が硬くなり、血液循環も
悪く、それが大きな原因で腰周辺の神経を圧迫することがほとんどです。
胸椎を伸展することで胸椎の動きがスムーズになります。
胸椎を正しく使うことがまずは腰への負担を1つ減らすことになります。
次に股関節ですが、座位から立つ動作などで、腰への負担を減らすためには
股関節の可動性がとても重要です。腰の傷害のある方は特に腰でほとんどの動作を
行い、股関節を使うことがあまり得意ではありません。
この股関節には殿筋な内転筋、中殿筋などの身体を支える大きな筋肉が存在し
正しく使うことで腰への負担を軽減することになります。
②③座位からの立つ動作
写真②③では座位から立つ動作になります。
この動作では、自分の身体が前方にいき、お腹の圧をかけて
立ち上がります。この動作で必要になるのは股関節の可動性と
お腹の腹圧です。腰が悪い方はこの股関節の筋力低下とお腹の力も
少ない為に腰にかかる負担が大きくなります。
写真②③ではお腹の圧をしっかりかけることで臀部はハムストリングスに
力が入り立つ、しゃがむ動作がスムーズになります。
お腹の圧が高まることで、腰を支えている様々な筋を補助でき、
腰への負担を大きく軽減できます。
脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアは腰の痛みだけでなく、
下肢へのしびれ筋力低下などがあらわれ、最終的には運動能力が
低下するのを加速させます。
運動能力が低下すると腰の痛み以外にも膝、股関節などにも大きな影響を与えます。
是非、早期にリハビリを行い身体の本来もつべき機能を改善することを
お薦めします。
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トレーナー兼コーチ 野島