今日の投稿は坐骨神経痛を改善するトレーニングです。
坐骨神経とはお尻の大殿筋部分の下をとおる神経です。
しかし、坐骨神経痛の場合、お尻を通る神経がどこかで圧迫されていると
痛みやしびれを感じることになります。
坐骨神経はもともと、総称です。腰から脚のつま先まで伸びている神経です。
坐骨神経が腰部や臀部周辺で圧迫されると腰、臀部、脚、足首、などに
鋭く電気が走るようなしびれや痛みに襲われます。
大きな原因は、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離症、腰部脊柱管狭窄症などが
ありますが、そ例外にも梨状筋症候群などがあります。
しかし、この大きな原因は腰、臀部の筋力低下と姿勢が大きく関与しています。
坐骨神経痛は背筋の能力が低下し、腹部のインナーマッスルが低下することで
脊柱を安定させることが出来にくくなります。
この状態が長く続くことで、脊柱周辺の筋が硬くなり柔軟性がなくなり血流障害も
生じ、坐骨神経を刺激することになります。
改善するには、まず背筋を鍛えるということです。
特に肩甲骨周辺の多裂筋や僧帽筋を強化することで
背部を安定させることが出来ます、背筋が弱いとどうしても腰を支える部分が局所的になる為に
姿勢が不安定になり神経を圧迫されやすいのです。
①背部の多裂筋を強化
写真①では背部の多裂筋を強化する為のトレーニングです。
臀部を壁につけて胸椎部分を伸展していきます。
この状態を維持することで背筋を強くすることが出来ます。
②肩甲骨を寄せるトレーニング
写真②では肩甲骨を寄せるトレーニングです。
肩甲骨を寄せることで、僧帽筋と言われる筋肉を強化することが出来ます。
坐骨神経の症状が出てる方は、ほとんどの方が肩甲骨が横に広がり、
前に肩が巻き込むような形になります。
この僧帽筋が弱いと肩甲骨を寄せる機能が失われてしまいます。
肩甲骨を寄せることで胸椎が伸展し腰が反らない状態になります。
腰椎が反るとどうしても腰椎自体を圧迫されやすい姿位になるために
坐骨神経症状が現れます。
また腹部の筋も重要です。
③お腹の強化トレーニング
坐骨神経の症状を改善するには
お腹の筋を動かすことも必要です。特に腹部のインナーマッスルを。
その為には、写真③のような形の腹筋トレーニングがお薦めです。
シットアップなどのおきあがり運動では腰への負担が大きい為にお薦め出来ません。
写真③では両脚にボールを挟み壁にお尻だけをつけてお腹の圧を高めます。
このトレーニングは一見キツイようには見えませんがボールを挟み続けることが
きつくなります。ボールを挟むには内転筋と言われる部分とお腹の特にインナーマッスルが
必要になります。特にこの状態を維持するにはシックスパックとは関係なく
腹部インナーの強化が必要です。
インナーマッスルが強くなることで骨盤が安定します。座位などで、骨盤が後傾になり腰にストレスを
かけた状態は腰椎周辺を圧迫することになります。
背筋、腹筋の安定が姿勢を維持することに繋がります。自分では気づかないうちに
姿勢がくずれ、腰が反る、骨盤が後傾する、猫背になるなどの状態が続くことで
臀部や腰の筋や関節に大きなストレスがかかります。
このストレスを解消できれば坐骨神経の症状も緩和すことが可能になります。
是非、坐骨神経痛でお悩みの方、身体の強化で治しませんか。
根本から治すことで、坐骨神経の症状を自分自身でコントロールすることが
可能になります。
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トレーナー兼コーチ 野島