今日は膝のお子様の障害についてです。
運動や競技を行っていて膝が痛い、よくある事です。
病院にいくとオスグッド、ジャンパー膝などを言われることは少なくありません。
しかし、ある一定期間安静にするときは痛みが改善出来ますが
その後、また競技復帰すると痛みがぶり返す。
結局しばらく休んだが痛みは改善できていない、痛みを抱えたまま
競技を行いなかなか思うように動けないということが少なくありません。
せっかく楽しい競技を行うはずが怪我で思うように出来ない、試合にも
出れないでは子供さんのモチベーションに大きくかかわります。
膝の痛みはほとんどのケースは膝関節自体に大きな問題はありません。
膝の使い方に問題があります。
オスグッドもジャンパー膝も痛みが出ている動作は全て膝中心で動くことが
原因です。例えばサッカーや陸上、バスケットボールの場合、膝を中心とした
動きで走ることを行うと膝はその力に耐えることが出来ないのです。
膝の動作は曲げる伸ばすという動作です、
回旋するような動きは含みません。しかし、実際にジャンプや走る動作では
本来は回旋する動作が下半身にも起きるのです。
この回旋する動作がないと現実には機能的とは言えません。
走る動作では胸椎が回旋し、肩関節が伸展、屈曲し、
股関節が回旋、伸展、屈曲し膝が伸展、屈曲し足首が背屈、底屈して
走るのです。
しかし、この股関節に意識がないと、回旋部分を下半身で行うことになります。
これが膝の関節を痛めることになるのです。
走る時、ジャンプの時、全て股関節を始動することが身体の動作としては
正常な動きとなります。
①②股関節の始動動作トレーニング
写真①②は膝、股関節を曲げる動作のトレーニング
ブルガリアンスクワットと言われる動きです。
この動作では膝は立位の状態から動きません。
股関節が曲がっているのです。
股関節を始動するとこのような状態になります。
しかし、これが膝中心で行うと踵が浮き、
膝が大きく前方に動き膝への負担を大きくする動作になります。
股関節中心で行うと
臀部の部分に負担が来るために
膝の負担はほとんどありません。
本来はこのような動作で行うことがベストになります。
膝ではなく、股関節で。股関節中心で動くことで
走る、ジャンプの時の膝の障害が無くなります。
現に当クラブに来られているお子様で膝が両膝痛い、
オスグッドで安静にしている。ジャンパー膝でジャンプが出来ないお子様も
1カ月も正しい動作を練習すれば痛みは無くなり、以前のような形で
競技に復帰出来ます。
膝の障害で安静にしても動作自体を改善しないと結局は
痛みはぶり返してきます。
しっかりと正しい動作を練習しましょう。
そうすることで、膝の障害を改善することに繋がります。
膝の障害でお悩みの親御様、気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島