最近、骨折疑いの患者さんを数名初期診断をさせて頂きました。
骨折は必ず折れているかどうかのポイントがいくつかあります。
そのポイントをしっかりと確認して画像診断に病院で診断して
頂きます。今回は2件骨折しておりました。
骨折しているかどうかで、その後のリハビリや競技への復帰時期は
変わります。骨折は子供さんではなかなかわかりくい部分もあります。
出来るだけ、早期に診断を行い骨折かどうかを確認しましょう。
当クラブではスポーツ整形専門の病院とも提携しております。
今日は、サッカーでの太ももの肉離れ予防についてです。
サッカーでは太ももの前面を太ももの前面を肉離れすることは少なくありません。
この肉離れのほとんどは走り方に問題があります。
太ももの前面は大腿四頭筋を呼ばれる筋肉で構成されています。
走る時は本来、この筋を出来るだけメインで使うことは本来はありません。
本来は殿筋やハムストリングスをいった大腿部の後面などの筋肉を
使うことが走るポイントになります。大腿部前面に負担を大きくかける
走り方は股関節を使わないで膝の屈伸で走っていると言えます。
①股関節を使う走り方
写真①でのブルーのユニフォームの選手を見て頂ければわかりますように、
走る時に股関節が曲がりつま先が上方を向いているのがわかります。
このような股関節を中心とした走り方を行うことで大腿部の前面に大きな
負担がかからなくなります。
②膝中心での走り方
写真②の向かって右のお子様は股関節ではなく左膝が曲がっています。
このように膝の屈伸動作を何回も繰り返して行うことで
太ももの前面に大きな負担がかかり肉離れを引き起こすことになるのです。
予防と改善方法としましてまずは
③ 台を使っての股関節トレーニング
写真③では台を使ってのトレーニングです。
このトレーニングでは台の上に立ち身体半分だけ台から脚が浮いた状態で
脚を伸ばして曲げるトレーニングを上半身をしっかりと使いながら
行います。この時重要なのは股関節、足首は背屈で行うことが基本になります。
足首が背屈することで地面を押す感覚になりえます。
しっかりと空中で上半身優先で動かして下半身を動かしていきます。
何故空中に浮かすかといいますと、浮かすことで実際に走る感覚が掴めてきます。
実際には走るときは
④脚は空中に浮いている場面
写真④でもわかりますように実際に走り時はこのように脚が
空中で入れ変わっているのです。
この感覚をつかむにも空中で脚を動かすトレーニングはとても
有効です。
このトレーニングでは膝中心で動かすと動きがぎくしゃくしてうまく走れない
という現象が起きます。
大腿部の肉離れを改善するには股関節中心で動かすトレーニングを
徹底して行うことが必要です。股関節で地面を押すという感覚を。
地面をかくのではなく。
肉離れは何回も行う可能性がありあまり頻繁に行うと
癖になる可能性もあり、しっかりと治すことをお薦めします。
股関節を使い、大腿部を動かすことで肉離れを回避することが
出来ます。
サッカーの太ももの肉離れでお悩みの親御様、選手の方
気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島