今日は競技力向上編のアメフトです。
アメフトではポジションにより動きが様々ですが、今日は最初の動き出しの一歩を
いかに速く行うかのトレーニングです。
アメフトでは10ヤードをボールを持って走れれば充分なくらい
なかなか前方に進むことは容易ではありません。
しかし競技上前方に1ヤードも多く進むことは
プレー上とても重要です。しかし、スピードが無ければ
すぐに相手のタックルでつぶされてしまいます。
このタックルの中を少しでも前方に進むには最初の動きだしの
一歩目のスタートを速くすることが必要になります。
当クラブでもアメフトの選手をトレーニングしておりますが
スタートのスピードがかわることでプレーの幅が広がります。
スタートを速くするには、前傾姿勢からの空中で素早く脚を入れ替える必要があります。
①②空中での脚の入れ替えドリル
瞬発的に動くには脚をいかに速く入れ替えるかが鍵になります。
それも空中で。
速く走るとは脚がついてから次の脚をあげていては
速く動くことは出来ません。この写真①②のドリルでは壁を押すことで
脚の空中での入れ替えをイメージ出来ます。
ドリルでは速く動かすことを1,2のリズムで脚を入れ替えます。
速く脚を入れ替えるには高く脚を挙げると速く入れ替えることは出来ません。
これは身体が後方に倒れるからです。
特にアメフトでは前傾姿勢からスタートする為に脚を高くあげると
身体が起き上がり前に進むことは不可能になります。
ですので地面から1センチ程度脚を空中で入れ替えるイメージが必要です。
空中を低空で入れ替えると身体を前傾にしても脚を素早く入れ替えることが
可能になります。
その為に重要になるのは脚を地面の身体の後方に押すイメージと腕をしっかりと
胸椎を使って振ることです。
まず、自分の身体の後方に押すことが出来ないと速く前方に進むことは出来ません。
写真①②の写真でも自分の身体よりも後方に脚がついています。
次に胸椎からの腕の振りですが
③ 前傾でのスタート練習
実際には写真③のように身体を前傾します。
この時に身体は重力で前方に移動しようとしております。
しかしこの姿位を維持するには腕を後方に振り上げてバランスをとらないと身体はすぐに
起き上がってくるのです。この腕の上半身の使い方がなければ前傾姿勢で進むことは
難しくなります。
速くスタートを切るにはこの脚をいかに後方に押す、そして空中で脚を入れ替え
腕を上半身を使って後方に振る3点がポイントになります。
正しく練習することでこの前傾スタートが出来るようになります。
そうすると驚くくらい速く一歩目のスタートを切ることが可能になります。
是非、アメフトでもっとスタートの一歩目を速く進みたいとお思いの
親御様、選手の方気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島