今日の投稿は腰椎椎間板ヘルニアからの仕事や競技復帰に向けての
リハビリについてです。
私も腰椎椎間板ヘルニアを患っていますのでヘルニアでの辛さが誰よりも
理解しているつもりです。
ヘルニアは大きくわけて3つの症状が現れます。
①下肢、臀部のしびれ、感覚障害
②歩行障害
③腰部の痛み
です。
しかし以外と③は出ないケースもすくなくありません。
しかし、①は多くみられる症状です。
私も①②の症状が続きました。
特に下肢のしびれは強いときは、臀部、膝裏、ふくらはぎ、足の指先、足裏と
かなり広範囲で広がり、じっと立つ行為が不可能な状態です。
壁にもたれるか、何かに支えているか。
このような状態を続けることで腰、臀部、足の筋力をますます低下していき
痺れる頻度や強さも激しさを増します。
このような状態ですと100mの歩行も難しい状態でありました。
このような状態に近い方は少なくありません。
それほど下肢への痺れはつらいものがあります。
薬を飲んだりもしましたが一切聞きませんでした。
神経を圧迫している部分があるのでこの圧迫をどうにかしない限りは
この状態を長期間続くものと考えられます。
私が行ったのはまず、なぜこのような状態になるかという原因解明です。
以前もブログで記載しましたが、10年以上ほとんど症状が出ない時期が
あり突然この状態に陥ったのです。
しかし、原因はあるのです。それは猫背にあります。
背中が丸く、骨盤が後傾ししかし、しかし腰椎は何も守られないまま
前傾をしているのです。
腰椎はもともと前弯を呈しているのですが、胸椎が丸くなるとそのバランスを
とるため更に腰椎は前弯を呈する事になります。
この前弯が強くなることで腰部周辺の筋肉は緊張度が高まり
特に胸腰椎移行部や仙骨周辺に負担がかかり下肢への痺れを増す原因になるのです。
では、この状態を回避するにはどうすればいいのでしょうか。
大きく問題改善点は2点です。
一つは腰椎の上方関節である胸椎の可動性です。
特に伸展する能力を出すことが重要です、胸椎が伸展することで腰椎の前弯角度を
軽減することが出来ます。
二つ目は股関節の周りの筋力強化です。
腰椎の下方は仙椎となり骨盤になります。骨盤周辺の筋力特に
殿筋、ハムストが弱いことで猫背をさらに悪化することになります。
殿筋やハムストは骨盤を前傾にし腰椎の前弯を増さないために重要な役割をします。
その為にも股関節、骨盤周辺の筋力強化は必要です。
このような関節と関節周辺のアプローチが必要になります。
そしてもっとも重要になるのは、
呼吸筋の強化です。
先ほどの胸椎の伸展や殿筋強化もこの呼吸筋を正しく使えることで
成果が増します。
呼吸筋は身体の神経伝達を正しく行うことになるのです。
この呼吸筋をほとんどの腰椎椎間板ヘルニアの方はうまく使えていないのです。
私もそうでした。
この呼吸筋をしっかりと段階をもって使えることで
腰椎を守ることが出来、それが神経の圧迫を緩めることになります。
腰椎周辺の筋肉が緩むことで、痺れなどの症状は改善していきます。
当クラブでは、呼吸筋の神経伝達を正常に戻す専門の
DNSトレーニングを行っております。
腰椎の椎間板ヘルニアでお悩みの方気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島