バトミントンで肘、肩を痛めるケースは少なくありません。
大きな原因は振るフォームにあります。
特に、最近では優れたラケットでありながらその機能を
あまり使えていないケースがあります。
これは所謂手打ちと言われる打ち方になっておりこのケースを変えない限り
肩、肘の痛みはなかなかなおらないことになります。
バトミントンでは脚で動かないで腕だけでシャトルを取りに行くケースが
あります。本来は脚で自分の一番打ちやすいポイントでシャトルを迎えにいくので
すが、ついつい上半身だけで打ちにいくケースがあり、その為、手打ちで打つことにつながります。
これを回避するには、脚でまず動くことが重要です。
そしてその後、身体全身で打つことが必要になります。
まずポイントとしては
しっかりと下半身で地面を踏んで身体を止めおきます。
その後上半身の振りになります。
その際に肩、胸椎の関節から回旋する意識が必要です。
①回旋動作でのスイング
写真①のように回旋動作を行うことで肩の後方が相手に向いていることがわかります。
この回旋する際に肩関節の後方がしっかりと見えるようにすることが重要です。
そしてスイングした腕は反対側の脚右スイングなら左の脚の付け根部分に位置することが
必要になります。
このようなスイングを行うことを意識することで肘、肩への負担は軽減することになります。
下からのアンダースイングでも同じことです。下半身の力を上半身で受け止めてその後
胸椎の回旋で打っています。
②③アンダーストローク
写真②③でもわかしますように、アンダーからのスイングを行う際に
必ず下半身で地面をしっかりと踏ん張っているのがわかります。
この状態をまずは維持することが重要です。
その後、身体が半身の状態になっています。
アンダーのスイングだけではないでのすが、オーバーからのスイングでも身体が開いた
状態で打つこともクイックではあります。
しかし、その際でも半身の状態から打つ意識が必要です。
この半身で打つことこそ、自分の胸椎や肩関節を機能的に動かすことになるのです。
半身になることは胸椎を回旋しやすい状態になります。回旋する力が強まることで
より強くで速いスイング動作に繋がります。
その後地面を押している脚をしっかり押してその力を上半身に伝えていき、
胸椎、肩関節を回旋していくことで肘、肩への負担を軽減することになります。
肘、肩を痛めるのは半身ではなく、正面で身体が開いた状態でスイングをすることで
下半身も上半身の力を使えずにスイングしていることになります。
これでは、肘、肩は機能的な動作ではない為に痛みを伴うことになります。
是非、スイング動作を改善して肘、肩の痛みを改善しましょう。
当クラブには近畿圏内から多くの方がフォームの改善に通われています。
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トレーナー兼コーチ 野島