テニスでいかに素早く動くには。
テニスでは素早く動けることが自身の大会での成績にも
大きく影響します。
しかし、ほとんどの選手が足から動くことを意識していませんか。
現実には足から動こうとすると速く動くことはなかなか難しいのが現状です。
それは、足から動く意識が強いと体重のバランスが後方にづれて
動くスピードが一瞬遅れます。
これには大きな理由があります。
膝のシンアングルが崩れると体重が後方に移動します。
これは膝のシンアングルを安定させれなくなる為です。
ですので足ではなく、地面を胸から押さえる意識が必要です。
①側方移動トレーニング シャッフル
写真①ではシンアングルと言われる部分がくるぶしよりも前方に移動せずに
横の移動を行っております。
この時に重要になるのが自分の膝の上に上半身のみぞおち部分がくることが
重要です。
このみぞおち部分で実際は地面を押す感覚が必要です。
テニスで横方向や前方に移動する際にはこのシンアングルを地面に対してみぞおち部分で
押す感覚が掴めてくると素早く動けることになります。
膝の位置が自分が止まった状態から動き出す際に過度に動くとその分地面を
押す力は減少します。
陸上で100mなのでスタートの時にブロックをおいているのは
その為です。膝の位置が変わらないということは股関節から地面を押さえつづけることが
出来る為です。
テニスでも同じことが言えます。
図① テニスでのスタートポジション
図①は非常にスタートポジションを鮮明に映し出しています。
このポジションからスタートしていくには自分の股関節が深くまがり
自分のみぞおち部分の下部に膝がきます。
これが理想です。
股関節が深く曲がることで臀部とハムストの力を最大限に活性します。
また深く曲がることでお腹の圧を高めることが可能となります。
②シンアングルとヒンジ動作でのバックハンド
速く動くためには切り返す動作のタイミングが鍵になります。
先ほどのスタートポジションから動きだしボールを打ちにいった後が
問題です。
写真②を見て頂ければわかると思います。
膝の位置がくるぶしよりも前方にはありません。
実際にはこのように股関節が後方に行くことで股関節に強い力発揮を出来ることになるのです。
これが速く動くために重要になります。
この時も自分のみぞおちで地面を押すイメージが必要です。
テニスでの素早く動くためにはスタートの加速とともに切り返す動作での減速
が正しく行われることが必要になります。
是非、テニスで素早く動くにはこの膝のシンアングルと股関節のヒンジ動作を
トレーニングすることをお薦めします。
この動作が出来ることで足裏の母指球にかかる加重が今までとは違ったものになります。
テニスで素早く動きたい、もっと体重移動を速くされたいとお思いの親御様、
選手の方気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyup@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島