サッカー、陸上、バスケットボール、野球、ラグビー、アメフトなど
速く走ることは競技選手にとっては大きな魅力になります。
速く走るには難しい理論がありますが、今日はそれを簡単に説明したいと思います。
速く走るには大きくポイントとなる部分が3つあります。
①姿勢
②脚の踏む位置
③腕振り
この3つが本来揃えば速く走れます。
今日は①姿勢についてです。
速く走るには背中や腰が丸くなっていては速く走るにはロスが生じます。
速く走りるにはいかに一本の棒のように体幹部分は安定した状態が必要です。
この姿勢の部分で崩れるとバランスが左右、前後にぶれる為に
速く走ることはむずかしくなります。
地面を素早く押すには、出来るだけ力をロスしない方が速く走ることに繋がります。
姿勢を維持するのに重要になるのが体幹力です。
体幹力とは股関節~肩関節までのインナーマッスルを活動的に使う力とも言えます。
特に呼吸筋と言われる腹横筋、横隔膜、腸腰筋がいかに活動的かは
体幹を鍛える上で重要になります。
走る前にこの体幹を意識するトレーニングを行うことが肝心になります。
体幹トレーニングではお腹の圧を高めていかに四肢の力が抜けるかがカギになります。
プランクなどの姿勢で例え3分出来ても四肢に力が入っていては体幹のトレーニングとは
言えません。
体幹力で回旋トレーニング
上記に写真ではお腹の圧を高めたまま身体を回旋していきます。
左右に。この時に腕、膝からした手などが一切つかない状態で切り返して
回旋していきます。
最初の2~3回くらいは出来ますが疲れてくると普段体幹部分を使えていないと
回旋することが出来なくなります。
※(小学生高学年3mを往復、目標は3分程度)
このトレーニングはサッカーの日本代表選手も実際に行っていたメニューです。
体幹とはいかにこのお腹の圧を高めて四肢の力を抜くことが出来るかになります。
体幹の圧が高まることで脊柱は安定し左右、前後に大きく揺れることを防いでくれます。
姿勢を正しく使えることで地面に強い力を伝える準備が出来るのです。
次に重心の位置をあげることです。
重心が低いとどうしても地面に伝える力が小さくなり地面からの力をもらえなくなります。
重心をあげる腕上げラン
重心をあげるには上記のような
腕を頭上にあげるトレーニングが有効です。
腕を頭より上方にあげることで腕に引っ張られて
重心の位置が上にあがります。
普段は手は頭より下にあるためにどうしても重心が下方に移行しやすくなります。
腕を頭上より挙げることで重心位置をあげます。
この挙げた状態で走ることで地面をより高い位置から押すことになります。
本数目安※10mランを10本×3セット小学生高学年
高い所から押す+姿勢を正しく維持することが地面をより強い力で
押すことになり、結果その力が前方に移動します。
まずはこれが速く走る為の基礎的な身体づくりになると思われます。
明日はここから股関節の回旋動作でいかに脚を速く動かすかを
お伝えしていきたいと思います。
速く走ることは誰でも出来るのです!!
競技や体育で速く走りたいとお考えの親御様、気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島