モートン病、足の裏の第3趾と4趾の間部分に痛みを感じる障害です。
歩行や普段の生活でも痛みを発症します。
女性に多いのが特徴だと一般的には言われています。
ヒールでの生活などで前足部に負担がかかることが原因と言われていますが、
現実的には男性でも好発しており女性に多いとは現段階ではいいにくい障害です。
男性でも女性でも特に発症頻度は大差がなくなったきております。
モートンになる大きな原因はシューズのことだけでなく、普段の生活での足底の
アーチ形成不足や偏った姿勢が原因とも考えれます。
モートンを改善するには日常の姿勢が重要になります。
特に足底でのアーチ形成が重要です。
足底部分のアーチ形成が重要で足の裏で正しく地面を捉えることが重要になります。
足底の母指球と小指球と踵で地面を押すことが必要です。
足裏の体重のパーセントは母指球20パーセント、小指球25パーセント、踵50パーセントと
言われています。
この体重比率が大きく変化すると足裏の部分に一か所に大きな負担がかかりその原因が
モートン病と考えます。
現代では後足部よりも前足部に体重がかかることが多く、どうしても足の前方で体重を支える傾向に
あります。
これでは歩行やしゃがむ、立ち上がる、階段昇降で足の前足部で体重を支えることになり結果
モートンにいつなってもおかしくありません。
また足の指は第3趾、4趾がほかの指より長いケースも少なくありません。
その場合指が曲がった状態で靴の中でストレスを受け更に障害を受けやすくなります。
歩行では基本的には足の第5趾側に体重が乗りその後、母指球側に体重移動を行うのが
正常です。しかし、足裏の感覚が前足部にあると母指球に乗る前に足は動いていきます。
ですのでモートンになる方は体重移動の際にも母指球側に体重が乗せれない為に結果
第3,4趾で体重を受け止めている可能性が高いと思われます。
モートン病は例え手術しても同じ動作を行うことで再発することも多いと言われています。
モートン病を直すにはまずは体重バランスを正しく行うトレーニングから行いましょう!!
①② 足底筋トレーニング
足底のトレーニングで有効的なものとしてビー玉のトレーニングが有効的です。
足底のアーチ形成は非常に重要です。特に前足部で地面を普段支えている方は足底の
アーチの筋力が低下する傾向になり、足底筋トレーニングは不可欠になります。
③体重を足裏で止めるトレーニング
写真③では体重を前後から押し合って止めるトレーニングです。
このトレーニングでは後ろ足は前方に前足は後方に押し合いをしています。
両方が均等に押し合うことで姿勢を前後にぶれずにできることになります。
この際に後足は母指球と小指球、前足は母指球、小指球、踵に体重を乗せることで
真ん中で自分の体重を維持することが可能です。
モートン病を改善するには体重をいかに足底部分で均等に乗せるか、
また歩行の際に体重を小指球側に乗せすぎないようにするかが重要です。
当クラブでもモートン病でお悩みの方がトレーニングされ
結果、走ったりの運動、普段のお仕事でも問題なく行うことが可能になっておられています。
是非、足裏の感覚をトレーニングすることをお薦めします。
モートン病でお悩みの方気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島竜一