奈良市のあすか鍼灸整骨院、
パーソナルトレーニングスタジオの
asukaトレーニングクラブの
トレーナー兼治療家の野島竜一です。
今日はインターハイの今年度のハンドボール男子の試合決勝戦を
TVで再放送していたので、BSで見ました。
そこであがっていたのは、選手の自主性です。
選手の自主性で自分達が必要なことを考える力が。
これこそ内的指導ですね、
考えて自分達の感覚で覚えて、練習を行う。
何が必要か。何をするべきかを。
指導者はそれを導いてあげることが。
全てを監督の言う通りにしているだけでは
競技選手としての成長が少なくなる可能性があるかも知れませんね。
今日は、お子様の競技や運動で感じる左右差の問題の改善方法です。
普段、私たちは右と左の左右差を感じることはあまりありません。
しかし、競技レベルになると明らかに変化を感じることが
あります。
日常生活ではそれほどの大きな負荷がかからない為に
左右差は感じにくいと思います。
しかし、走る、蹴る、投げる時はその負数の重さが向上する為に
弱い強いが感じることになります。
左右差は多少は2足歩行の為どちらかに、身体が傾く傾向がある為
しかたない部分もあります。
ただ明らかに大きな差は競技レベルでは問題になり、怪我に繋がります。
例えば、重量をあげる競技では左右差が大きいことで片足、片手で
その重量を持ち上げることになります。
例えば100kgのバーベルをスクワットで時に挙げる時に、
右足70kg左足30kgと差がついている場合、身体は右側に大きく傾くだけで
なく回旋していきます。身体は常に回旋しようとしている為に
左右差が大きくなると回旋度も増していきます。これが腰や肩、膝を痛める原因になります。
走る時でも同じことが言えます。
右と左に柔軟性、強度に大きな差がある場合、速く走れば走る程、左右への回旋動作は
大きくなりその回旋した力は足首、膝、腰、股関節のケガの影響に繋がります。
ボルト選手も腰の側弯症で左右差の大きな動作がありましたが。
この左右差を無くすには、柔軟性や強度を左右均等に向上する必要があると思います。
その為には体幹部分のON、OFFを正常に行うことが必要になります。
体幹部分のON、OFFをするには。
左右差での体幹部分のON、OFFをするには、体幹部分の
インナーと言われる部分を活性することが重要です。
昔の子供さんはこの体幹のON、OFFを自然に行う訓練を
学校や公園、自然の中で行うこをが出来ました。
ですので、それほど体幹部分を自身でコントロールすることが出来る環境がありました。
自然の中で物を持って投げる。
木に登る。
柔らかい土や田んぼで踏ん張って走る。
うんていやジャングルジムに昇る。
このように何かにつかまったり踏ん張ったりすることで
体幹を意識して動くことが習慣的になっていました。
この何かを持つ、柔らかい所で踏ん張ることで
股関節から肩関節までの関節のインナーを作動させる
筋を強化することが出来ます。
これが左右差を無くすことに繋がります。
実際に高校生くらいの選手では、この左右差があまりにも大きくなると
怪我に繋がり、靭帯損傷や腰椎ヘルニアなどに移行することになっています。
また、柔軟性についても同じことが言えます。
例えば、野球で肩を痛める原因は猫背で体幹部分の筋を活性出来ずに
投球している選手が多く、アウターマッスルに頼った投球に動作になります。
しかし、体幹部分を使えるようにすることで今まで動かない柔軟性を高めることや
動作自体が変わります。
これは、研究で解明されていることですが、お腹にある腹横筋と呼ばれる
コルセット状の筋があります。この筋が活性して身体の末端の筋が動き出しています。
しかし、この指令がきちんと行えないお子様が増えているのも現状です。
それは、先ほども挙げましたが、動物としての本能的な動きである、
投げる、持つ、踏むといった動作を幼少期から小児期に行える環境化でない
現代社会の様々な問題が大きく影響していると感じます。
その為、公園や田んぼなどで遊ぶことが出来ない為に
運動動作を覚える所が最初から競技という形で動きを行うことになることに。
その為本来、自然の中で体幹を上手く使うことが出来ないまま、
競技特性の動きを習得することになりそのことが、
左右差を引き起こす原因の一つとも言われています。
これは、欧米でもこの問題は同じで、これを解消する運動プログラムも
研究され実施されています。
※当クラブでも行っております。
専門プログラムでは、その幼児期に行う動作をもう一度行うことで
左右差を無くすことになります。
ちなみにボルト選手もこの体幹部分を徹底的に強化してからあの超人的な
速さになったことは有名なお話です。
この体幹部分を意識することを自然に行うことが重要になります。
常にこの体幹部分はONになっていなくても大丈夫ですが、何かの負荷や動作が
始まる時にONに出来る練習が必要になります。
柔軟性も同じことが言えます。怪我などで動かない場合以外では、身体が硬いというのは
この体幹部分を意識出来ない為に硬くなることが多いのが現状となります。
逆にこの体幹部分を意識出来れば身体の柔軟性もあがるでしょう。
是非、体幹部分を意識出来るようなトレーニングをお薦めします。
お子様の競技、日常での左右差でお悩みの親御様、選手の方
気軽にお問い合わせください。
asuka-shinkyu:@lapis.plala.or.jp
0742-22-0120
asukaジュニアトレーニングクラブ
トレーナー野島
DNS、PRIの専門プログラムによるトレーニングを
行っています。