小学生での野球での投球障害を防ぐには、肘の使い方を意識しましょう。

 

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

4月になり、温度はかなり上昇してきました。

20度を超える日も少なくなく、

過ごしやすい季節です。

運動をするにはいい季節ですが、

気温差もあるので服装が難しい季節ですね。

 


 

今日の投稿は

小学生における野球での投球障害です。

 

肘の使い方をもっと意識しましょう。

 

小学生での投球障害は少なくありません。

それも、投手に限れば多くの子供が肘、肩の障害を

抱えています。

しかし、小学生という年齢的なものと、投手という立場から

自分がチームを背負うという認識や痛みの感覚がよくわからない

為にそのまま痛みがあっても投球する選手は少なくありません。

その痛みがすこしづつフォームを狂わせ、野球肘になり最悪の

ケースは小学生でも手術に移行することがあります。

これを予防するにはフォームを見直すことが重要です。

特に肘を上手く使えない子供さんが多く、まず最初に行うのは

肘の使い方を習得することが重要だと思います。

 


 

両方の肘をあげる訓練を

投球は本来は下半身からの力を上手く上半身に伝えていきます。

しかし、小学生の肘の痛みを抱えている選手にはこの連動動作を

いきなり教えるのは難しいのが現状です。高校生でも習得するには

時間がかかります。

まずは肘をあげる練習から行うことをお薦めします。

肘をあげないと投球時に肩、肘に大きなストレスがかかることに

なります。

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写真①

新人の米山トレーナー(甲子園出場選手です)

 

上記の写真①のように両方の肘をあげる練習を

行いましょう。

この両肘を挙げた状態から投球することが

出来ればテイクバックはかなり小さくなります。

テイクバックが小さくなると肘と肩にかかる負担を

まず軽減することになります。

 


 

肘を挙げたまま投げる習慣を

 

上記での記載でも述べましたが、投球時に肘を下げる行為を

まずは改善することが重要です。

肘が手首より下がった状態で投球を行うと

肘への回旋ストレスは増大します。

その為にも肘を挙げた状態での投球を心がけましょう。

下半身や上半身の連動動作を習得するにしても

まず、この肘をあげる練習は邪魔にはなりません。

出来るだけ早期にまず痛みをとるにはこの肘の使い方を

改善し、その後下半身の動きを習しても遅くはないと

思います。

まずは、ピンポイントで肘をあげる練習を行いましょう。

これはキャッチボールの時から意識する必要があります。

キャッチボールの際にできないことは普段の練習でも

できなくなります。しっかりと両肘を挙げる練習をしましょう。

 

ジュニア期のお子様では自分の痛みに気づかないことも

あり、また言わないお子様も少なくありません。

投球が土日で100球以上を超えているときや

普段より急速が落ちたり、肘がいつもより下がってきている

時はお子様の危険合図かもしれません。

できるだけ早い対応がその後の野球のレベルアップにも

つながると思いますし、投球障害を予防することにも

なると私は思います。

 

 


野球肘、野球肩、

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asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島竜一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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