ジュニアトレーニング、 野球投手編 肘、肩の障害を予防する体幹トレーニングとは。

ジュニアトレーニング、野球投手、投球編。

今日は肘、肩のスポーツ傷害を予防して更に、スピード、コントロール向上する為の

体幹トレーニング。

野球では投手だけではありませんが、肘、肩への負担はとても大きいです。

特に硬式での投球では怪我のリスクは大きくなります。

はやいお子様なら小学生から投手を行い、中学生で硬式を始めるお子様が少なくありません。

その為、小学生から怪我の予防のトレーニングを行うことは決して遅くはありません。

 

当クラブでは野球専門でのレッスンをおこなっており、その中でも

野球でのスポーツ障害を予防するトレーニングを10年前から積極的に行ってきました。

投手は肩、肘、腰などの怪我になる可能性がとても多いといえます。

では、どのような体幹のトレーニングが必要になるのか。

体幹部分特に重要になってくるのは胸椎、胸郭、腹部インナー、背部インナーになります。

これらが正しく使えることで、野球での投球などの怪我を大きく予防することになります。

 

①投球時の胸椎の動き

投球時には胸椎が出来るだけ伸展する、この動きが出来ないと肘、肩、腰への

負担が増加します。ただ、この時に重要なポイントが2つあります。

①は胸椎の伸展するということは、自分の呼吸で行う意識が重要です。無理に広げようよしても

なかなか簡単には広がりません。

この意識は呼吸で行います。呼吸筋は身体でもっとも強靭な筋肉です。

この意識を高めることで胸椎が広がることになります。

 

②胸椎と腰を分離しよう。どうしても胸椎を広げる意識が強いと腰まで伸展するというか、

腰を伸展しがちです。これは同じように一見がみえるのですが全く違います。

特に小学生では腰の腰椎が柔軟性を保つ場合が多く、腰での伸展が容易になります。

しかし、これは結果的に腰、肩を痛める原因になります。

 

②胸椎伸展トレーニング

写真②では、胸椎だけを伸展するトレーニングです。この時重要になるのは、

腰椎が伸展しないように自分で顎を引きコントロールしていきます。

このトレーニングはとても重要で腕をあげるときも肩があがらないようにするためには

先ほども述べた呼吸筋がとても重要になります。

 

③壁をつかっての胸椎トレーニング

 

胸椎を伸展する力はそのまま、回旋する時に大きく作用します。

胸椎が伸展することで、胸椎は約40度くらい回旋が可能です。

この回旋する力で基本ボールをなげます。これは現在のプロ野球選手では

ほとんどの選手が行い、オリックスの山本選手などはTVでも紹介されたいましたが

かなり胸椎の意識が高いことがうかがえます。

 

この胸椎を意識が肘、肩、腰への影響を軽減しボールをスムーズに投球に移行していきます。

投球は下半身も当然重要です。しかし、この上半身の動きはかなり意識しないと

なかなか小学生、中学生では出来ない部分です。是非、胸椎をしっかり伸展する

それも呼吸筋を正しく使って投球していきましょう。

 

野球での競技力向上、怪我予防の事でお悩みの親御様気軽にお問い合わせください。

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トレーナー兼コーチ 野島

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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