ジュニア期の肩の脱臼、捻挫について、リハビリ方法と気をつける事は。

奈良市のあすか鍼灸整骨院、

asukaトレーニングクラブの

トレーナー兼治療家の野島竜一です。

 


 

シカゴマラソンで大迫選手が日本記録そして3位に。

凄いレースでした。

やはり、フィジカル強化はマラソンにもとても重要なことを

示していると思われる身体つきですね。

本当におめでとうございます!!

 

 

私は、ジュニアトレーニングを長年行い、

思うことは、全国レベルの選手になったお子さんは意識が高いという

ことです、自分のプレー、ストレッチなどのリカバリー、

トレーニングも。

意識をいかに高めるか。

これが鍵になってくると思います。

才能は身体的な能力より、その意識を高めることを継続できる気持ちかも

しれません。

イチロー選手も自分の事を天才と言われるならば、

努力することを惜しまない事と言ったおられた。

わかるような気がします。

 


 

ジュニア期の肩の障害について。

 

肩の脱臼、捻挫は普段の姿勢が非常に重要です。

 

肩の捻挫、脱臼は多くのスポーツで起こる障害の一つです。

コンタクト系スポーツ、物を投げるスポーツに多く発症します。

肩は関節の中でも不安定な関節です。

自分が思っている以上に弱い関節です。

コンタクトでは相手と強く接触しても亜脱臼になるケースや転倒などで

脱臼することは少なくありません。

又、投げる競技等においても肩の外旋する角度が強いと脱臼、捻挫をすることも

あります。野球の投手、ハンドボール、バレーボールなどに。

また捻挫は肩に強いストレスを受けると、

ほとんどの競技で起きうる可能性があります。

 

この肩の捻挫、脱臼は普段の姿勢が大きく影響すると思われます。

肩、特に肩甲骨の動きに普段制限がかかっている状態で

競技を行うと、肩の可動性がとても少ない状態で競技を行うことに

なります。しかし、競技中は興奮状態でアドレナリンが出ている状況では

普段以上の力が肩周辺に力が入ります。

これが普段は行えない可動域へ肩を動かしてしまい、

結果その可動性への強度が弱い範囲の部分で肩を痛めることになります。

 


 

肩をケガしないためには姿勢を維持できる癖を。

 

肩を痛める選手はコンタクト系と投げる系の競技では少し発症理由が違います。

しかし、肩の関節を直接的にケガする柔道、ラグビーでは

プレーの形式状避けきれないケースがあります。

コンタクト系でも肩の強化は必須です。特に姿勢を維持する胸椎部分の筋力が。

ただ、コンタクト系の場合は避けきれない部分があるのも事実です

 

投げる動作や打つ動作の多い競技では防ぐことが十分に可能です。

普段の姿勢で猫背にならないようにする意識が重要です。

現代社会ではスマホやパソコンを見てどうしても猫背気味になりますが、

競技を行う上で自分の身体のケアを考えることは怪我を未然に予防する

ことになります。

その為にも出来るだけ、猫背にならない姿勢を維持しましょう。

また、普段肩甲骨の柔軟性を高める事を毎日行う習慣をつける

ことが重要です。

肩の関節は股関節と同様に関節可動域が広い為に様々な角度で強化を

行うことで肩の捻挫、脱臼を大幅に防ぐことが出来ます。

その為にも普段の姿勢の心がけがとても重要だと思います。

 

首を反った姿勢、ゲーム、スマホを見るなどの動作などは、

必ず長時間同じ姿勢をとらないで自分で姿勢を気にすることが

ジュニア期から必要になります。

 


 

肩をリハビリトレーニングメニューとは。

 

肩の実際のリハビリや強化トレーニングでは

まず姿勢を維持する背筋、そしてそれをコントロールするコア、

肩のインナーマッスルの強化が必要になります。

これらの筋を強化することは、競技選手だけでなく

一般のお子様でも必要なことです。

肩が弱い、よく怪我する原因は猫背などによる不良姿勢が大きく

関係します。それは猫背になるとコア(体幹)部分の力の発揮が行いにくくなり、

その結果として肩を支える筋が脆弱になります。

懸垂、腕立て伏せなどの運動トレーニングも素晴らしいメニューといえます。

更にタ―キッシュゲットアップという

肩を強化することに最適なトレーニングがあります。

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①タ―キッシュゲット

 

上記写真のように腕を伸ばしたまま、身体を起こしていき

最終的には立ち上がります。しっかりとコアを意識しないとこの状態で

立がることは難しく、猫背気味で立ち上がることになります。

このタ―キッシュゲットは肩のインナー、コアトレーニングに有効です。

背中が丸まったりすると肩のインナーではなく、腕に負荷が来るために

行う時は専門のトレーナーの指導が必要になると思われます。

 

背中、肩、コア(体幹)を強化することは姿勢を維持する為に必要な筋です。

また、寝るときの姿勢や本を読むなどの姿勢でもあまり過度に

肩を外旋する動作は危険が伴います。

身体の柔軟性が伴わない動きは出来るだけ控えることをお薦めします。

 

肩は股関節と違い常に何かを支えるものがある訳ではありません。

その為に、一度怪我をすると何回も癖になることが多い為に

注意が必要です。

予防のトレーニングと普段の姿勢を気をつけましょう。

 

 


 

肩のケガやリハビリの事でお悩みの親御様、選手の方は気軽に

お問い合わせください。

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

0742-22-0120

asukaジュニアトレーニングクラブ

トレーナー野島

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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