
奈良市 アスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はバッティング上達へのトレーニングについてです。
高校生や大学生でもバッティング理論を勝手に決めつけて行う選手が少なくありません。
動画などで見た内容をそのまま行う選手も少なくありません。
しかし、プロが説明している内容はあくまでもそのプロの時代のフォームであり
現在とは違う部分も大きくあります。またバッティングの動作を理論的ではなく
自分がそうであるから、全員の選手にそのフォームを行わせるコーチなども少なくありません。
それで結果はどうでしょうか?
毎日練習をしてもなかなか上達しない?自分の練習不足なのか。それとも自分に才能がないから
なのか。全部違います。それはフォームを行う前の段階にあります。
プロになった選手でも毎年3割を打つことは至難の業です。これは
バッティング動作に必要な様々な動作を正しく理解して感覚ではなく動作のメカニズムで
覚えないと相手の投手により打てないことが出来てくるのです。
高校生では打てた、でも大学で打てないとか。のように。
これはバッティング動作に必要なメカニズムを自分で毎年勉強をして上達していく必要があります。
バッティング動作は主に並進運動と胸椎の回旋動作で成り立ちます。
その為、並進動作のレベルを常に向上させる。そして、胸椎の回旋動作に制限がないようにする。
この単純そうな2つの事をどれだけ突き詰めれるか。
どうしてもバッティングのフォームで腕の位置がどうとか。ステップの幅がどうとか。
肩が開かないようにどうとか。を意識します。どれもとてもバッティングには大切なのですが
もともとその動作を出来る環境化であるかが問題です。
要は普通のセダンタイプの車で砂浜を走るようなものです。走れるけど、あまり前進できない、
また2WDなら回転がうまく出来ない走行になります。
これは車の運転スキルではなくもともとその車で砂浜を走行することが難しいということになります。
これをエンジンやタイヤだけを変えても結果は同じです。
バッティングも同じですね、まずその動作が出来る環境化であるかをしっかりと見極めることが
大切になります。
胸椎の回旋に制限がある、股関節の回旋に制限がある、並進動作自体が正しく出来ていない。
まずは基礎的な部分を時間をかけてもいいので修正することです。
見かけの動きだけ少し変えても結果は大きく変化はしないでしょう。
バッティング動作を正確に行うにはまず自分の基礎的な動作にフォーカスをあてることです。
当クラブではバッティング動作をスロー再生しながらどの部分に、問題があるかではなく
基礎的な動作がまず出来ているかどうかを観ていきます。
バッティング動作は常に進化しています。それは身体の動作のメカニズムが医学的に解明されているので
それに合わせて野球のレベルも向上しているのです。
その為、フォームを少しづつ変化するよりもまずは基礎的な動作が出来ているかが問題です。
是非、高校生、中学生、大学生でバッティング動作で悩んでいる選手の方
まずは基礎的な部分を見直しましょう。
正しい動きを行うことでよりバッティング動作が毎回正確に行うことが出来ると
おのずと結果は出ます。
トレーナー兼コーチ野島