
奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。
今日はバレーボールです。
私も長い間大学生、高校生の奈良県のチームのバレーボール選手を長年トレーニング指導してきました。
その中でスパイクの能力をあげる為には、腕ではなく胸椎で振る練習がジュニア期から重要です。
スパイクの威力をあげる、打つレベルをあげるには、上半身では胸椎、下半身では股関節の動きがとても
大切になります。
スパイクは基本空中で打つのですが、この打つときに手で打つイメージで打つとなかなかレベルをあげることが
出来なくなります。
①スパイクの身体の動き
スパイクを打つ時にはまず股関節、膝伸展、胸椎伸展のこの3つが必要になります。
この関節を伸展する動作を覚えましょう。この3つの関節が伸展しないと空中で長い時間滞空することが難しくなります。
②③関節か完全に伸展する練習
関節を完全に伸展するには腕を上方にあげることを練習しましょう。
腕上げることで自分の重心位置を上方にあげることが可能になります。
重心位置が低いとジャンプした時になかなか空中でスパイク動作を行う時間が
ありません、滞空時間は1秒ないのです。その間でスパイクを正確に打つには
身体を伸張する作用がとても重要になります。
④⑤振り抜くトレーニング
写真④⑤では50センチくらいの軽い棒を振り抜くトレーニングです。重い棒では振り抜くには
少し腕の力がかかります。このトレーニングは女子日本代表でもおこなっていました。
軽い棒を振るには出来るだけ腕ではなく、全身の関節を使う必要があります。
特に股関節、胸椎の動きをスムーズに使うには、このようにボールをしっかりと振ることが大切になります。
特に軽い棒を振るには身体全身で振らないとなかなか何回も同じリズムで振ることが出来なくなります。
地面に足がついている状態から身体の使い方を覚えましょう。
スパイクを打つには肩甲骨の動き、胸椎の動き、股関節の動きを正確にまずは
空中ではなく地面に足が着いた状態で覚えましょう。
スパイクの時に出来るだけ腕で振るではなくまず
右利きなら右の肩甲骨を後方に引きます。その後胸椎の回旋と伸展で
身体を回旋します。
次に左の股関節を内旋する動作で身体を前方に動かしていきます。
その後肩、胸椎を回旋してスパイク動作になるのです。
この一連の動作を行うには、まずは身体を伸展するトレーニング、そして
身体を回旋するのを順序をおって行うことで強いスパイクを打つことが出来ます。
特に中学生以降、高校生では肩を痛める選手も少なくありません。
その為、出来るだけ身体の関節を使うトレーニングを小学生や中学生で行うことを
わたしはお薦めします。
身体の使い方は早期に覚えるほど怪我のリスクを減少させます。その為出来るだけ
早い時期に関節の動きを覚えてスパイクすることをお薦めします。
トレーナー兼コーチ野島