奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ジュニア世代の選手を育成するには③ 認識する能力を鍛える。

奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

今日は連載第3弾 ジュニア世代の選手を育成するには。

 

ジュニア選手の育成では①②でお伝えした観る、考える力を。

次に重要なこととして認識能力についてです。

ラグビーではアンストラクチャーという言葉があります。

これは不規則な事柄からいかに状態を立てなおすことが出来るか。

ラグビーやサッカーでは自身の守備陣営や攻撃に陣形が崩される場面が沢山あります。

その時、いかに選手が状況認識してその陣営を立て直すことができるかが、

試合などで大きな意味となります。

 

この認識する能力は普段の練習の時の意識が必要です。

その為、トレーニングをすることをお薦めします。

自分がいる場面がどういう状況であるかを、毎回認識をする練習をしましょう。

小学生なら高学年以上では出来ると思います。認識するには視野を広くもつことです。

これは団体スポーツだけではありません。

個人競技でも同じことが言えます。

自分が今どのような状況であるかを確認する、それを動画で記録して自分の認識している

状況で動けているかを確認しましょう。

ジュニア世代で毎日練習にはいくが、なかなか上達しない。

脚は速いがなかなか球技系スポーツでは動きが出来ない、これは

自分が今、どの場面でどういう状況であるかを考えずに動いていることが大きな原因です。

 

よく小学生の時、脚がすごく速くなんでもできた選手が中学では競技スポーツで

上達しない。このようなケースは少なくないのです。これは自分の動きだけで

行ってきたためです。相手や状況を判断して今、どのような場面であるかを認識出来ていないことが

スポーツでの競技力の向上に繋がらないことが原因の一つとして考えれます。

 

私も団体スポ―ツ、個人スポーツ両方を行い、空手では関西で優勝したこともありますが

この時も自分の状況を瞬時に判断してどういう戦術で試合に望むかが求められました。

3年間出場して1年目は全くそういうことを考えずに行い、2年目は技の事だけを考えていて

いました。しかし3年目ではある武道の先生に自分の動きをもっと冷静に判断する。

そして相手の動きを瞬時に判断して冷静に戦う。ことが大切であると教えられました。

自分の置かれている場面をすぐに認識して焦らず戦う。

これに徹しました。それが優勝に繋がったのだと思います。

 

ジュニア世代でも同じです。自分の状況を認識して普段から練習を行うトレーニングをしましょう。

 

トレーナー兼コーチ野島

asukaジュニアトレーニングクラブ

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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