
奈良市のジュニアトレーニングジムのasukaトレーニングクラブ。
フィギュアスケートのジュニア選手を数多く現在もトレーニング指導しております。
その中で少し気になるお話がありました。
フィギュアスケートのジャンプがなかなか上達しないから、他のリンクに移籍を繰り返す?
それってどうでしょうかというご質問がありました。
確かにコーチの方との相性もありますので、あまり合わない場合が仕方がない場合もあるかと思います。
しかし、これは本当にジャンプの指導の問題でしょうか。
もしかしたらジャンプを行う動作を知らないだけではないでしょうか。
その部分を明確にすることでほとんどのジュニア選手は壁を乗り越えておられます。
ジャンプはある程度ジャンプ動作を理解することが必要です。
その為、あまり小学生の低学年で跳べても高学年で今迄跳べたのが跳べないこともあるのです。
これは素質だけ跳んでいる為、ジャンプの動作の理解をしていないと高学年くらいから
ジャンプがなかなか跳べないことになります。
その為低学年でジャンプが跳べなくてもジャンプ動作さえ覚えれば高学年からジャンプを
どんどん跳んでいくことになります。
その為ジャンプの回数をしっかり跳ぶのは高学年からでも全然問題ありません。
まずは身体をしっかりとつくることをお薦めします。
ジャンプに必要になるのは
①体幹の力
②股関節の使い方
⓷胸椎の回旋力
この3つを小学生の低学年~中学年まででしっかり覚えることで
より3回転に対応できる身体をつくることになります。
3回転を跳ぶには、必ず超えなくてはいけない壁が出てきます。それが股関節、胸椎の動きです。
よくあるケースで回転の際に顔が回転を同時に向く選手が少なくありません。
この顔を回転方向に向けるには胸椎の回旋の動きがあまり使えていない為、どうしても顔から動くことになるのです。
その為、胸椎の動きを正常に動かす練習を小学生から行いましょう。
顔が回転と同時に動く限りは3回転、ダブルアクセルの成功が難しくなります。
今日はジャンプのトレーニング6級合格に必要なトレーニングです。
6級合格にはまず
①ダブル・ダブル
といった少し難易度の高いジャンプが待っています。
しかし、どちらも普通にトレーニングを行えば特に問題がありません。
今迄当クラブで6級で合格していない方はいません。全員6級に合格しております。
6級合格には
ダブルのジャンプは全て網羅する必要があるでしょう。
では6級合格で一番の難関はダブルアクセルになります。
アクセルだけが前方に向って跳ぶジャンプになり且つ、腕の使い方も違うため
難しいと言えます。
しかし、まずダブル系のジャンプをほとんどが踏み込む脚が違うだけで
それほど難易度は難しくありません。
よくあるのが軸を左にしたことで跳べないだけで、右軸回転に戻すことで
5級まで来ているなら跳ぶことは難しくありません。
ただ5級に向かうまでにおこなってほしいのが徹底した
①右軸回転
②着氷での左脚の抜き脚
この2点をしっかり陸でトレーニングをしましょう。
①②右軸でのトレーニング風景。
写真①②では陸でのトレーニングのほんの一部分です。
右軸での回転を行うことが出来れば、ジャンプは3回転でも難しくはありません。
右軸でジャンプを行える動きを覚えましょう。
⓷④抜き脚トレーニング
最後に抜き脚のトレーニングです。全日本クラスのトップ選手になるとこの抜き脚が抜群に上手いのです。
この抜き足を行えることでより左脚を後方に素早く移動することが出来るのです。
この左脚がなかなか後方に動かせないことで、踵のエッジが氷についてしまい、バランスを崩す、
又は回転不足になる。っといった動作が多くみられます。
この抜き足のトレーニングを陸で行うことでより正確なジャンプ動作の着氷を覚えることになります。
6級合格には、この右軸と抜き脚動作をまずは陸で正確に出来ることが大切です。
フィギュアスケートだけではありませんが、素質で跳んでいる、走る、投げるなどはあくまでも
小学生低学年までの話、ここからは動作を正しくコツコツ覚えていく選手が最終的には
伸びていきます。
正しいジャンプ動作を覚えて、6級合格して全中、インターハイを目指しましょう!!
トレーナー兼コーチ野島