奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ サッカー、ラグビーで10mを速く走るための身体の使い方とは!! 膝の位置を意識。

奈良市 ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

今日から1年がスタートしました。

昨年は様々な競技の選手をトレーニングさせて頂き本当にありがとうございました。

オリンピックや全日本柔道を制した選手も最初は全てが出来ていたわけではありません。

正しい身体の使い方を覚えることで競技パフォーマンスの成長に繋がっていくと思います。

本年も当ブログでは動作を分析して科学的な見解や理論的にどのように動けば速くなるかなどを

出来るだけわかりやすく説明をしていきたいと思います。

 

昨日はラグビーの高校生の全国大会を観戦。やはりスタートでのスピードがとても

大切ですね。速く動く為には50mではなく10mをいかに速く動けるかその部分で勝負をしないと

トップスピードに入るのが遅いと試合ではなかなかそのスピードを活かせないかもしれません。

当クラブでも10mをいかに速く動くのかそこにフォーカスをあてております。

 

今日はサッカーラグビーでいかに速く動くか。

それも10mまでを。この10mの初速をあげることが試合でもとても大切になります。

 

10mを速く走るには様々な条件は必要です。

この10mを速く動くことで相手をいっきに抜きさることが出来ます。

しかし、逆に言えばこの10mが遅いと相手につかまってしまう可能性があります。

速く動くにはまず

①身体の姿勢の傾斜

②膝と股関節の位置関係

⓷腕のスイング方法

があります。

まず姿勢ですが陸上とサッカーやラグビーを基本的に少し違います。

陸上では100mをいかに速く走るかで全体をいくつかに分けて考えます。

しかし競技とくにサッカーやラグビーではトップスピードに入るのが

10mか40mかでは全然違うのです。

その為私は0-5と言われる0mから5mまでをいかに動くかここが大きなポイントになります。

 

その為走るときに身体を前傾して踵が両方とも浮いていることが必要になります。

①走るときの姿勢角度

走るときに身体を傾斜するときに身体を倒すというよりも踵をあげて身体を前傾させます。

前脚の踵はほんの少しで大丈夫です。

次に走るときによく競技選手では後方の脚を前に出そうとします。これでは前脚の力を使うことが出来ない為

できるだけ前脚で地面を押してその後後方の脚を素早く引き上げる意識が必要です。

これを脚の入れ替え動作といいますが地面の反力をもらってすぐに脚を引きあげることで後方の脚が前に

進みやすくなります。

 

地面を押すと同時に引き上げる意識を一番よくわかりやすいのは、スキップになります。

スキップは基本押す脚と同時に脚をあげる意識が必要になります。

 

②つぎに膝の位置です。これがとても大切です。

膝を前に出す選手とそうでない選手では最初のスタートが大きく違ってきます。

②膝をあげての動き     ⓷膝が下方をむいている動き

膝を高くあげることで、地面と足裏のスペースが出来ます。

また膝を高くあげると足裏が地面と平行になります。

しかし⓷では足裏が地面を平行ではなく、地面を押すという感覚はありません。

この位置関係が速度に大きく影響するのです。特に、10mを走るときに地面と足裏は少しでも空間があることで

より地面を押しやすい環境になるのです。

 

そのため出来るだけ地面よりも少しでも足裏とのスペースをつくることが大切になります。

④膝があがってのラン

膝を高くあげるにはただあげるのではなく前脚で地面をしっかりと押して後方の脚を引きあげる準備が必要になるのです。

是非、膝の位置を正確なポジションにするには股関節の屈曲と伸展で地面を捉える感覚のトレーニングが必要です。

⑤⑥股関節で地面を押して膝を引きあげるトレーニング風景

写真⑤⑥は壁をつかって行うトレーニングになります。

 

膝をしっかりあげることで地面を押すスペースがあることで

地面をより強く押して前に進む推進力になります。この一連の動作を覚えることが

より速くスタートとくに10mまでは速く動けるポイントになります。

是非、サッカーやラグビーで初速をあげたい方にはお薦めです。

 

トレーナー兼コーチ野島

asukaジュニアトレーニングクラブ

 

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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