奈良市 ジュニアアスリート専門トレーニングジム/ 速く動く為のトレーニング、サッカー編!!ディフェンスで抜かれない為には。

最近、様々な競技のコーチの方とお話する機会があります。

その中で感じることは、子供への成長について。

 

小学校低学年でずば抜けて速く動いていた、けど高学年ではそれがあまり速く動けなくなった。

また低学年ではそれほど目立たない存在でしたが、高学年で突然動きが速くなった。

など成長の時期や成長の速度のことをよく聞かれるこが多いのです。

 

これは、特に驚くことはないのですが、子供さんの成長の時期はバラバラです。

また低学年で速かった子供が高学年でそうではないのは、たまたま低学年の時に他の子供さんよりも

運動する機会がおおかったり、良くうごいていたお子様は足が速かったりするものです。

 

しかし、高学年になると、素質だけでスポーツを行う限界がきます。これは身体の成長に伴い

手脚も長くなり脊椎も大人に近づき、様々な機能が大人に近づいているためにただ運動をしていただけでは

脚が速くならないこともあるのです。

特に高学年になると、身体の癖が出てきて、本来使うべき所ではない部分で走る、動くことを続けていると

動作が遅くなり、又身体が大きくなった分更に動きに大きな影響を与えます。

 

ジュニア期では成長に伴い、そのお子様にあった運動トレーニングを段階的に行うことをお薦めします。

特に高学年で成長が止まったと感じるのは、成長が止まっている訳ではありません。

動作に何かしらのエラーが出ているのでその部分を解消することで更に中学、高校で運動能力は成長していきます。

 

今日はサッカーでのディフェンスについてです。サッカーではドリブルなどで相手を抜き去るときは

自分の身体のどの位置を通過しているのでしょうか?

ほんの1mくらいの位置ですね。しかし、この1mを守るのが簡単ではありません。

それは相手は様々なフェイントやパスをするかの様々な選択肢があるからです。

 

その為守る方は左右両方とも動ける状態をつくる必要があります。

①パワーポジションからの動き②パワーポジション

写真①は向かって左への動きの対応です。この時、②から①に動く際に

ほとんどの選手は焦って進行方向の足を動かすことが多いのです。

しかし、それでは進行方向が左から急に右に移動された時に体重が

右脚にかかり過ぎているために左にクイックに動くことが出来ないのです。

 

これがいわゆる体重移動のエラーになります。

しかし、後方の脚を押して向かって左に進むと体重は後方の左脚に50%、進行方向の足に50%があり

すぐに右に移動されても対応することが出来るのです。

この動きをシャッフルといいます。

 

どちらにも対応できる動きとなります。

この動きを練習することで左右のドリブルなどの対応を止めることが可能になるのです。

これは厳密には動作スキルを覚えることで誰でもマスターすることが出来ます。

体重を片足に強く乗せると、上手い選手はそのタイミングで抜きにいきます。

それがレベルが高くなるとそういうところまで判断してきます。

 

その為にも出来るだけジュニア期から動くスキルを覚えましょう。

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。