奈良市 ジュニアアスリート専門ジム/ フィギュアスケートでのダブルアクセルを成功する為の身体に使い方とは!!

奈良市ジュニアアスリート専門ジムのasukaトレーニングクラブ。

今日はフィギュアスケートになります。

フィギュアスケートでは級により出場する大会が異なります。

特に6級は一つの節目になります。この6級をクリアするには

一番の難関がダブルアクセルになります。このダブルアクセルを跳べることでその後の

6級の昇級試験に大きく影響します。

多くの選手がこのダブルアクセルで苦戦しています。

 

ダブルアクセルのジャンプだけが前向きに跳ぶ為にどうしても、跳ぶ時に速度を急激に落として

前に跳ぶ意識が強すぎて跳べないケースが少なくありません。

このダブルアクセルをクリアするには、まずは左脚で踏み込む際にしっかりと地面を押すことが

大切です。これが大腿部の筋肉だけで跳んでいるとその後のトリプルアクセルでも

同じことが今後続きます。

股関節のヒンジと言われる動作が出来ることで地面を押すまずは動作を覚えることが出来ます。

①股関節のヒンジ動作

写真①では左の股関節に体重を乗せているトレーニング風景。

この時、肘の位置を見てください。肘が身体の後方にあるのがわかります。この肘を後方に引くことで

身体を前方に倒すことが可能になります。

しかし、多くの選手は腕が身体の後方ではなく、横あたりにあり肘が後方にない為に

跳ぶ時にどうしても膝を前方につきだして跳ぶスタイルになるのです。

この跳び方では、もし跳べてもトリプルアクセルを跳ぶことは難しくなります。

また跳べても膝周辺に大きな負担がかかるために、連続でのジャンプでの成功が難しくなります。

ジャンプは確かに太ももの筋肉も必要です。しかし、太ももに頼る跳び方をすると

股関節が急激なスケーティングからブレーキをかけるときに股関節のヒンジではなく膝で受け止める為に

脚がO脚に変形する選手が多いのです。あまりO脚になると地面を押すときに垂直方向に押せない為に

なかなかジャンプでの成功率が下がり難度の高いジャンプは難しくなります。

 

その為、まずは股関節の内旋・外旋を正しく行うことが必要です。

膝、太ももで跳んでいる選手の特徴として足のつま先が外側を向き、ガニ股なっている為に

地面を正しく押すことが出来なくなります。

②③股関節内旋外旋動作トレーニング

写真②③では股関節の外旋から内旋を行うトレーニング風景です。

この写真では最初壁をもっていますが現実的には壁を持たないで行うことが必要です。

このトレーニングを連続10回を壁を持たないでできないと実際のジャンプ動作はほとんどが

膝の屈伸のみでおこなっています。

このジャンプでは限界がすぐに来ます。

ジャンプ動作を正しく行うには、フィギュアスケートというよりも

ジャンプをする動作自体が違うことになっているのです。

 

陸上での短距離走はある意味、全ての動作がジャンプを片足で行っています。この内旋・外旋が出来ない選手は

地面を垂直方向に押せない為に速く走ることが出来ないのです。

ですのでフィギュアスケートでも同じことがいえるのです。高いジャンプを安定して真っすぐ跳び続けるには

機能的な動作で跳ぶことが大切になります。

 

ジャンプ動作を覚えるには、まずは正しい身体の使い方、体幹軸の強化は避けては通れないと思います。

ダブルアクセルはそんなに難しいジャンプではありません、ほとんど当クラブで練習している選手は跳んでいきます。

正しい身体の使い方を覚えましょう、そうすればダブルアクセルも難しくはありません。

 

ジャンプの事で御悩みの方は気軽に体験してみてください。

ジャンプ専門コーチ兼トレーナー野島

https://asuka-junior.com/course/242/

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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