奈良市 動作から身体を改善するパーソナルトレーニングジムの
asukaトレーニングクラブ。
当クラブでは様々な動作からクライントさまに適したトレーニングを
お届けしていきます。
今日は無呼吸症候群についてです。
無呼吸症候群は特に30代以降の方に多く、特に男性の方に多い傾向にあります。
症状はいびきから始まり、息が寝ている際に何秒間かとまることが出てきます。
症状が強くなると、寝ている時に苦しくなり起きることがあります。
症状が強い方は病院で酸素吸入機が必要になる可能性があります。
しかし、無呼吸症候群知らず知らず自分ではわからない状態で発症していることもあり、
あまり放置していると呼吸器系の疾患を伴うことになりかねません。
以前から当クラブでは呼吸器系のトレーニングをおこなっており
正しいトレーニングを行なうことで、無呼吸症候群を改善することが可能になります。
まず無呼吸症候群の方は仰向けてでの姿勢で
顎をひくことがなかなか出来ません。
①IAPトレーニング
呼吸筋には横隔膜、腹横筋、骨盤底筋と言われる筋があります。
これらの筋を活性化させることで、IAPと言われる腹腔内圧が正常になります。
しかし、この腹腔内圧が正常に作動出来ないと、酸素を正常に身体に運ぶことが出来ません。
まず、写真①のような姿勢を維持しましょう。
このIAPトレーニングでは仰向けで姿勢を維持することから始めます。
このとき、どうしても顎が引けない方はタオルなどをかませておくことで可能になると思います。
お腹の圧を高めることで肋骨の動きをまずは正常に戻していきましょう。
下部肋骨が前方に飛び出したりしていると、どうしても横隔膜が下がりきれずに
胸式での呼吸になります。
その為、骨盤をもちあげる意識がとても必要になります。
骨盤を持ち上げるためには、お腹の上腹部というよりも下腹部で身体を持ち上げる意識が大切になります。
②骨盤をあげるトレーニング
骨盤を持ちあげるには下腹部を膨らません腹圧を高めることで写真②のように骨盤事あげることが可能になります。
写真②まで骨盤を持ち上げなくてもいいのですが、お尻をあげる練習を仰向けで行ないましょう。
このとき腰が反らないで行なえないと骨盤ごとあげるのは難しくなります。
無呼吸症候群の方は、上腹部を曲げることは出来ますが、下腹部をなかなか使うことが無い為に
どうしても腹部の上方で呼吸を行う為に肋骨が横に広がらなくなり前に飛び出てきます。
しっかりと柔軟性のある肋骨をつくるには、下腹部をしっかりとイメージした呼吸トレーニングが必要です。
無呼吸症候群は呼吸のトレーニングでほぼ完治すると言われております。
正しい呼吸トレーニングでIAP(腹腔内圧)を高めてトレーニングしていきましょう。
トレーナー兼コーチ野島竜一