奈良市 ジュニアアカデミーのasukaトレーニングクラブ。
今日は野球での打撃についてです。
野球でのバッティングでの上達には、小学生~中学生クラスでは
ポイントが2つあります。
①股関節の使い方
②体幹の使い方
この2点をしっかりトレーニングすれば野球経験がなくてもバッティングを
100~120キロの速度のボールを打ち返すことはそれほど難しいことではありません。
それもヒットをしっかりと打てるようになります。
バッティングではボールが跳んでくる軌道があります。この軌道に最短距離で打つことが
とても大切です。上から打ち下ろすイメージの打ち方ではあたることの方が難しいと思われます。
最短距離で打つには、腕で打つフォームではボールのスピードで緩急をつけられると
難しくなります。
まず、股関節を主導して打つ、そして体幹軸がぶれないで回旋することが必要です。
①②左右でのバッティングフォーム
スイングする時には写真①②のように下半身特に後方の股関節が内旋しています。
この内旋する力こそが打撃での向上するコツになります。
小学生~中学生ではこの部分への意識を高めるだけでも身体の回旋する速度があがります。
基本、バッティングの時に下半身のこの回旋速度が速い選手はバットスイング速度もあがります。
上半身はその後の話になります。軸回旋が速いことでバットのスイング速度はあがります。
これは現在のプロ野球、メジャーリーグで活躍している日本人選手に共通している部分です。
後はこの軸の安定です。
軸を安定すには腹部と背部のバランスになります。この時腰部がとても不安定な状態で回旋していきますが
あくまでも腰部で回旋は出来ません。よく少年野球で腰を回せという指導がありますが
解剖学的に腰椎は3度程度しか回旋できなく、この部分での回旋はほぼバッティングには関係ありません。
股関節の回旋速度とその後股関節が回旋した後の胸椎での回旋速度がバッティングに関係します。
ですのでまずトレーニングでは股関節を内旋する動きを覚えましょう。
③④股関節内旋トレーニング
写真③④では、股関節を膝立ちの状態と立位でメディシンボールをもっておこなっています。
写真③④ともに右の股関節、を内旋するトレーニングです。
このような内旋動作を段階的に膝立ち、そして立位で覚えていきましょう。
股関節の内旋動作が速く入るだけではなく、完全に股関節のヒンジからのローテーションが入ることで
大きな力をバットに伝えることになるのです。
内旋動作が正しく出来ることで、腕ではなく身体の軸回旋でバットをコントロールことが出来ます。
写真⑤⑥では骨盤の左右ともにフラットな状態で自分の軸を安定させます。
軸が斜め方向になりながら最後は自分のスピードと体重にブレーキをかけることで
大きな力を地面と自分の軸でバットに伝えることになります。
これは特に小学生からでも練習するば誰でもバットコントロールは向上します。
野球でなかなかボールがあたらない、なかなか飛ばない、打率が悪いなどは
打ち方というよりも動作の手順が少し違っているだけです。
誰でもヒットやホームランを打つためのバッティングスキルを覚えませんか。
asuka-sports.com
トレーナー兼コーチ野島