体幹トレーニングアドバイザー兼スポーツ外傷専門の治療家
ノジこと野島竜一です。
前日、TVでカヌーの選手の懸垂の風景が
映っていましたが、すごい重さをぶら下げておこなって
いました。やはり懸垂のシーンが映ると燃えてくる
懸垂マニアの自分にきづく今日このごろです(笑)
今日のお話しは
足のスポーツ障害です
今日は後方インピンジメント症候群です。
後方があるのだから当然前方もあります。
この後方インピンジメント症候群は
アキレス腱の付着部で足の関節の後方部分のやや外側に多いにのが
特徴です。
こんな感じです↓
主にスポーツ選手では
足の関節を底屈位の状態が多い選手に
おきます。日本ハムの大谷選手もこのパターンみたいです。
又、きちんと背屈することが出来ない選手にも
見られます。
足の後方の距骨と踵骨の間の部分に三角骨という過剰骨が
ある選手に起きやすいです。全員にある訳だはないみたいです、
この三角骨が衝撃により骨棘ができ痛みの原因の一つです。
また長母指屈筋腱が繰り返したのオーバーユースでも
この距骨後方を走行する為炎症が起き痛みを発症する場合も
あり複数の原因でおきる障害といえます。
ただし、この障害はスポーツ選手特有ではなく
高齢者の方にも多いのが現状です。
足のつま先があがらない状態で歩行をくり返し
踵の部分が底屈位になり続けているかたにも
みられます。
予防方法は
底屈位での生活やスポーツでの動作を
修正することが先決です。
この障害は痛みが安静にしてもあまり変わらないということです。
歩く、立ち上がる、全ての動作でも痛みが
感じます。
テーピングなどで過剰な底屈を制限することも有効です。
また筋肉の緊張をとるための筋膜リリースなども有効です。
ぼくはほとんどテーピングで理想的な状態にもっていき
動作を修正して治しています。
足の痛みは地面に直接接地する部分ですから早期に
なおしてあげないとほかの関節にも影響を及ぼします。
今日のお話しはおしまいです。
ありがとうございました。