ジュニアトレーニング。フィギュアスケートでの3回転ジャンプの為の体幹トレーニングとは!

もうすぐ冬のオリンピックもすぐに迫っていますね。

今日は女子選手の3回転ジャンプにスポットをあてていきたいと思います。

 

最近では女子でもトリプルアクセルを跳ぶことはそれほど珍しいことではなくなりました。

これは、様々な要因があります。

しかし、今後女子では4回転時代がくるよりも3回転半をほとんどの選手が跳べることが

その後の4回転時代になるかもしれません。4回転を跳ぶには、特に女子選手では

今迄以上の陸トレは不可欠になります。

 

今日は3回転ジャンプを跳ぶ為に必要なトレーニングをお届けしていきたいと思います。

3回転を跳ぶには昔はジャンプ力が大きな要因とあげられ高く跳ぶことが

重要だと思われていました。しかし、高く跳ぶことは同時に着地での成功がとても

難しくなります。

 

3回転を跳び40センチくらいの高さから着地することは、自分の体重の数倍を

受け止める必要があります。その為、欧米の選手では高さよりもむしろ回転速度や

跳び方で工夫がみられます。

 

特に女子では筋力がどうしても男子とは違う為に特に、中学生レベルや高校生レベルでは

関節の強度や体幹力を本当に強化しないと膝や腰の怪我に結びつくことになります。

まずは、着氷出来る身体をつくることが必要です。

 

跳ぶことよりも着氷出来るかもとても重要になります。

特に今後トリプルアクセルなどを検討している選手で回転、着氷がセットで

考える必要はあります。

 

私も長年フィギュアスケートの選手を数多くトレーニングしてきました。

その中で重要になるのはどの時期に3回転を跳べる身体を作るかです。

例えば小学生でも5~6年生でも3回転を跳ぶことは理論的には可能です。

しかし、早熟に様々なことを行うことでその後中学生以上で

身体の大きさに自分の演技がついてこれない選手も少なくありません。

 

これは成長段階で特に身長や骨格が子供から大人になるとことで

関節の柔軟性や可動性などに変化が現れるからであります。

その為まずはどの時期に3回転を跳ぶかは重要になります。

小学生で3回転を跳べるとその後の中学生で突然とべなくなることも

珍しくはありません。

 

ですので選手の成長と合わせてトレーニング方法を選択していく必要があります。

これはフィギュアスケートだけではなく陸上、体操、水泳などの個人競技では

よくあります。

フィギュアスケートの特性に戻りたいと思います。

女子選手では選手の体型やレベルにもよりますが、3回転を跳ぶには、まずは

股関節、胸椎、肩関節の可動性が不可欠です。

 

次に軸になります。体幹ともいいますが、この軸も大きくは2つの軸があります。

縦の軸、横の軸が。

この軸を強化しないと空中で自分の姿勢を維持することは難しくなります。

特に横軸はなじみのない言葉かもしれませんが、この横軸が安定しないと

回転する時に自分の軸を安定させにくくなります。

 

横軸は特に背筋、肩甲骨、胸郭部分の張り感が必要です。

どうしても回転する時に腕を前に重ねる為に横軸が不安定になり

回転中に軸がぶれていいくケースが少なくありません。

この軸を安定させることが3回転への近道になります。

 

①横軸の動き

 

回転のジャンプの場合、必ず胸椎を回旋する必要があります。

この回旋を正しく行うには、自分の横の張り感をいかに保つかが鍵になります。

写真①では、横軸の動きの練習です。腕をただ振っているように思えますが

上半身を振る時に、軸をどれだけぶれずに行えるかがポイントになります。

 

次回は3回転を跳ぶ為のコアトレーニングを説明していきたいと思います。

3回転は才能ではありません、きちんと正しい運動動作でほとんどの方が跳べるように

なります。

フィギュアスケートでの回転を上げたいなどのご相談を気軽にお問い合わせください。

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トレーナー兼コーチ野島

 

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

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