今日はジュニアトレーニングについてです。
ジュニアの競技力向上のトレーニングについてです。
競泳のバタフライについてです。
バタフライは両手で水をかいて泳いでいきます。
自由形とは基本的な部分は同じですがドルフィンキックなどが
特徴的です。
小学生~中学生でタイムをちじめる為のトレーニングのお話です。
まず、小学生~中学生で多いのは腕の力で泳ぐ選手、腰でドルフィンキックをしている
選手が少なくありません。
これはタイムはある時期から伸びなくなります。
原因は2つあります。
①腕で泳ぐと水を捉える力が小さい為水を捉えるストローク回数が増える。
②腰ではキック自体に力が入らない為、スピードがあがらない。
これらの原因があると小学生の高学年くらいからなかなかタイムが変化しなくなります。
しかし、安心してください。
解消することが出来ます。
まずバタフライで重要になるのは胸椎の可動性の運動です。
この運動が出来ないと現実ではなかなかスピードが向上しません。
それは泳ぐ時に身体の脊柱ラインが動いてこそ速く泳げるのです。
魚やイルカなどをみればわかると思います。
身体の回旋や脊柱部分にあたる所を動かして泳いでいます。
又腰を使うドルフィンキックでは腰へのダメージが大きい為に
いずれ怪我を招く可能性があります。
まずは胸椎を伸展させるトレーニングを正しく練習する所から入ります。
①②胸椎トレーニング
胸椎を伸展するのにイメージをつけやすいのはバランスボールなどです。
このバランスボールでしっかりと自分の身体を引き上げることを
意識させます。写真①②では自由形のストロークですが
両手を同じタイミングであげることも有効的です。
このバランスボールにのるときに自分の体幹部分が左右前後にぶれると
水中でも泳ぐたびに自分の身体はぶれていると思っていいと思います。
出来るだけボールが動かないように意識しておこないましょう。
次にドルフィンキックですが、腰を使うの絶対にダメです。
腰椎分離症や腰椎ヘルニアになる危険性があります。
腰ではなく胸椎と股関節の伸展をうまくつかいます。
③④股関節トレーニング
写真③④では股関節を曲げて地面を足裏で押して股関節、足首、膝の関節を
伸ばしています。
基本的には股関節を曲げて、その力を使ったドルフィンキックをします。
しかし、キックと胸椎の動きは基本連動して行います。
胸椎が伸びると股関節も伸びます。その連動性を使うことで
イルカのように泳ぐことになります。
競泳でのタイムを短縮するのは練習だけでは乗り越えられない部分もあります。
正しい身体の使い方をトレーニングすることで、
バタフライでのレベルが向上します。
是非、競泳でタイムを縮めたいとお思いの親御様気軽にお問い合わせください。
asuka-junior.com
asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島