ジュニアトレーニング、今日は剣道での競技力向上についてです。
股関節をしっかり使うことにポイントをあてます。
剣道では、踏み込んで竹刀を振ります。しかし、この時に小学生や中学生は
なかなか踏み込みが浅いのが現状です。踏み込みが浅いと竹刀は届いたとしても
1本をとることは簡単ではありません。
1本をとるには、股関節を使い踏みこむことが重要です。
ただ、小学生~中学生では膝を使い踏む込む剣士を多くみます。
この状態で踏み込むことは踏み込んでいるというよりもただ、身体が前方に流れている
だけでしっかりと竹刀を振り切る所までいかないケースが多いのです。
それでは現実的には竹刀が相手の面に届いたとしても当たっただけになります。
剣道をしている人はわかると思いますが、1本は様々な要素が組み込まれて1本に繋がります。
その為にただ当てるだけでは剣道では1本にはならないので不十分な状態と言えます。
その為に必要なトレーニングを今日はお届けしていきたいと思います。
①②踏み込むトレーニング
踏み込む時にどちらの脚を使っていますでしょうか?
正解は両方の脚を使って地面を押す意識が重要です。よく後方の脚だけで
踏み込む剣士もいますが、これでは速く動くことに限界があります。
しっかりと踏む込むには両方の脚で地面を押すことが肝心です。
両方の脚で地面を押すことで速くしっかりと踏む込むことが出来ます。
写真①②では前方からチューブを引っ張りその勢いを利用して両足で地面を
押すトレーニングです。
踏む込む時には出来るだけ一瞬ですが力を抜く必要があります。これは力を入れるだけでは
速く動くことは出来ません。
力を一瞬抜くことでこのチューブのトレーニングでは前方に速く移動することが出来ます。
速く動くには力を一瞬抜き、その後両足で地面を押す意識が必要です。
剣道では基本前方、後方の動きが多くなります。しかし、斜め、横に動く時でも
同じことです。片足で地面を押すのではなく両足で地面を押します。
次に押す時に重要になるのは股関節部分です。
③股関節で地面を押すトレーニング
写真③では地面を押すトレーニングです。股関節部分で地面を押しています。
この時に重要になるのは股関節を使って行うということです。
股関節を使って地面を押すにはしっかえと背筋の意識と足裏全体をパーにすることが
普段の練習から必要です。
この2つの意識することで地面を股関節を使って行うことが可能になります。
剣道は一瞬で決まる武道と言えます。しかし、その決まるまでにすでに
構えた状態で決まるともいわれます。股関節を使えないと棒立ちになり、結果
動きが遅くなり相手に1本をとることは難しいと思われます。
しっかりと地面を押す意識を高めましょう。
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トレーナー兼コーチ 野島