今日の投稿はジュニアトレーニングのサッカーでの縦方向のスピード向上に
必要なトレーニングにいついてです。
縦方向のスピードを向上させるには、まず、重要なポイントとして
上半身の胸椎に伸展と脛骨の角度。
この2点がとてもポイントになります。親御様からも縦方向の突破力を
もっと速くしたいというご意見少なくありません。この縦方向の動きを速くすには
ただがむしゃらに走るだけでは、中学生以降はなかなか速くはなりません。
これは中学生になると身長が伸び身体も大きくなります。
この体を支える身体をつくらないと速く走ることは出来ません。ただ走ることを
練習しても大きくは速く移動することは出来ません。これは現在の日本代表をみても
20歳以上の選手が速く走る為のトレーニングを個別に指導をうけていることからも
判断できます。
では、どうすればいいのでしょうか。
まずは上半身からいきましょう。
①上半身で走るイメージ
走る時にサッカーでは手を使わない為にどうしても走るときに
下半身に頼る傾向があります。しかし、これはお薦め出来ません。
下半身のみに頼る走り方では、重心位置が地面方向に下がるために
地面に身体が吸収されてしまい速くは走れません。
写真①ではブルーのユニフォームの選手をみてください。
下半身というより上半身の身体の引き上げを行いながら走っています。
これは海外選手に多くみられる走り方です。まずは上半身のイメージを強くもち
自分で上半身を引き上げることが必要になります。
②③上半身のトレーニング
④⑤胸椎のトレーニング
写真②③では下半身の力を使わずに上半身だけで身体を真上に引き挙げるトレーニングです。
このトレーニングでは胸椎のイメージをどの程度出来るかが鍵になります。
④⑤ではマットで自分のお腹の力を利用して上半身を引き上げます。引きあげた後
棒を動かしていきます。両方ともに上半身の胸椎部分へのアプローチを主にしております。
この上半身の使い方を覚えることで走る時でも身体を特に胸椎部分を伸展することで
腕を後方に速く引き縦方向への突破力になります。
次に脚の脛骨の角度です。
走る時には最適な脚の脛骨の角度があります。
⓺脚の脛骨が不十分なパターン
写真⓺が脚の脛骨の角度特に前脚の部分です。このパターンでは前に走るには
脛骨の角度が不十分です。脛骨が立っていて足首に対して脛骨が上方を向き足首が
90度以上になっています。これでは地面を斜め後方に力強く押すことは出来ません。
⑦陸上でのスタート
写真⑦では陸上のスタートですが、脛骨が足首に対して90度になっています。
この足首の角度をどれだけ走る時にイメージ出来るかが鍵になります。この角度が崩れると
スタートのスピードはなかなか向上しません。陸上でスタブロを使うのは
この脛骨角度を安定させるためとも言えます。
⑧脛骨の正しい角度のトレーニング
正しい位置で地面を押すには、脛骨の角度を正しく使えているかが
鍵です。しっかりと地面を斜め後方に押す角度をつけれるトレーニングを
行ないましょう。そうすることで縦方向のスピードは飛躍的に向上します。
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トレーナー兼コーチ野島