今日の投稿はフィギュアスケート編です。
フィギュアスケートでジャンプ、スピン、ステップ動作などを総合的にレベルアップする為の
トレーニングについてです。
現在も数名のフィギュアスケートの選手をトレーニングさせて頂いております。
小学生~大学生までを。
フィギュアスケートでとても大切になるのは氷上での姿勢、体勢もそうですが、
空中での姿勢は更に重要です。
スピンやジャンプは一度、氷上を離れているときがあります。
この際に自分の身体はどうしても重力と自分が支えるものが無くなる為に
身体は曲がる意識が強くなります。しかし、この曲がる意識のまま競技を行うと
回転不足やスピン時の姿勢に大きく影響します。
当クラブでも行っているのですが、身体を大きく伸ばすトレーニングがとても有効になります。
①身体を大きく伸ばす意識
身体は大きく胸椎、股関節が身体を伸展させることの得意な関節です。
特に、胸椎は上半身でとても大きな役割を果たしており、この部分は本来曲がる
意識が強い為、意識する必要があります。しかし、大きな伸展動作を行うことができる関節でもあります。
股関節も大きな可動性をもっています。下半身で意識最大のポイントとなります。
写真①をみてください。
胸椎と股関節部分が綺麗に伸展しているのがわかります。この状態を意識することで
空中での姿勢も安定することでフィギュアスケートでは、見た目のイメージもかなり変わります。
②~④ 上半身の胸椎の伸展トレーニング
写真②~④では足裏の3点支持を維持しながら上半身を上方に引きあげていきます。
この時重要になるには自分のみぞおち~おへそ部分を出来るだけ伸ばそうとする意識が
重要になります。
⑤~⑦ 上半身から身体を引き上げる意識
写真⑤~⑦ではつま先の状態から更に身体を引き上げていきます。
この時、脚で地面を押す感覚はありません。あくまでも胸椎、肩からの上方にあがる
意識が大切に。
この動作をおおよそ7~8秒かけて一連の動作を行い、最後に腕を伸ばしきる所で
1秒静止します。
身体の軸が安定しないとこのトレーニングは簡単ではありません。
また意識が脚だけにいくと身体が前のめりになり出来ません。
イメージは自分の身体を引き伸ばすことです。それも上半身をスタートそとした形で。
このトレーニングを行うことで、空中でも自分の姿勢を綺麗に保つことが出来ます。
身体を伸ばすことで、曲がることへのメリハリが出来ます。常に曲がっている
特に、自分では意識出来ない程度で膝、腰、股関節、胸は曲がります。
どれだけ自分でその意識を覆すことができるか。
それがフィギュアスケートでのジャンプ、スピン時の安定した姿勢に影響を
及ぼします。
フィギュアスケートでのジャンプ、スピンでお悩みの親御様、
選手の方気軽にお問い合わせください。
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asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp
トレーナー兼コーチ 野島