ジュニアトレーニング、サッカー選手O脚を治すトレーニング、コンタクトに強い選手に。

ジュニアトレーニングで必要なことを最近、トレーナー同志で話をします。

サッカー選手が来られ、トレーニングに体幹、ラダー、ミニハードル、

アジリティ系、ジャンプ系トレーニングを行う。

ごくごく普通ですよね。

しかし、これで本当にサッカー選手としての

パフォーマンス向上になりますか?

 

どうでしょうか。

どの部分をアプローチするかもわからないで、ただ動画やSNSで見た内容、

セミナーなどで聞いた内容を組む込む。

それって誰の為のトレーニングですか。

こういうことを行うトレーナーが最近多いのです。これで本当に3~6カ月トレーニングを

してそれもパーソナルで行い、結果が出るでしょうか。

 

競技選手をトレーニングする場合、最も重要なのは型にはめて同じようなトレーニングを

させることではありません。

動作の部分でエラーを探すこと。動作を細かく分析することが大切だと思います。

動作を分析し、この選手には何が必要か、本当にラダーがいるのか、客観的に視点からの

トレーニングメニュー作成が重要です。

それには、動作の確認チェックが重要です。

よく、様々な動作テストがありますが、特に、私は重要視するのは、パワーポジション、

ランジ、ヒップロック、ヒップタッチなどから、大きな動作を確認していきます。

 

大きな動作をチェックし、その後、トレーニングを内容を精査していきます。

トレーニングはマニュアル道理で行うものではありません、まして、自分の動作を観る力が

ないとマニュアル道理の教科書のような形になりがちです。

競技力向上をかがげてトレーニングするなら、何をするかではなく、どの部分を修正、強化することで

どのような変化が競技でもたらすかが重要になると思います。

 

今日はサッカー選手のO脚予防のトレーニングです。

サッカーでのO脚はプレーに大きく影響します。特に踏ん張る動作などに。

O脚では、足裏で行われる3点支持が崩れ身体が小指側に傾く傾向が強くあります。

そうすると、相手とのコンタクト時に体重が外側に流れて自分を支えることが出来ません。

これでは、中学生以上になると、なかなかプレーの伸びしろで難しくなります。

 

では、O脚の子供さんの場合、どの部分にエラー動作が起きているのから考えましょう。

多くはO脚の場合片足で立つ動作の際に臀部が外側方向に移動し、膝が内側に移動する傾向が

強いと言えます。

① 膝と足首の位置関係

本来は写真①のように片足で地面を支える時に膝と足首の位置関係が同じライン上にあることが理想です。

しかし、この時にどうしても小指側に体重が乗るとその位置関係を維持することは難しくなります。

 

②③ 中殿筋で支える立ち方

本来は写真②③のように片足で支える時には臀部の外側にある中殿筋と言われる部分を

使って立つことが重要です。

中殿筋と言われるこの筋はどの位置で特に作用が必要かといいますと、

地面から足がが離れて、次に地面で着地するまでにこの中殿筋が作動を怠ると

股関節は遠心力や重力に負けて外側に移動していきます。

この中殿筋が作動することで空中でも股関節を安定した状態に保つことになるのです。

 

④片足でヒップロック強化トレーニング

強化する為には出来るだけ片足で支えるイメージを持たせることが重要です。

O脚の場合、ジュニア世代ではそれほど大きな動作エラーを自分では感じにくいことが特徴です。

しかし、上記④のような片足支える動作では極端に不安定になります。

この状態からしゃがむ時に鏡をみてもらい、自分の骨盤の位置、膝、足首の位置を

確認してもらいます。そうすることで、中殿筋をよりイメージしやすくなります。

 

O脚の状態を放置することで、地面を正しくとらえることが出来なくなり、

不安定な状態でプレーする為、怪我のリスクやパフォーマンスの低下にもなりかねません。

脚の形を大きく変えることは出来ませんが、今以上のO脚の程度を予防することは

出来ます。

 

お子様でO脚でお悩みの親御様気軽にお問い合わせください。

asuka-junior.com

asuka-sports.com

asuka-shinkyu@lapis.plala.or.jp

トレーナー兼コーチ 野島

 

この記事を書いた人

野島 竜一

あすか鍼灸整骨院/asukaトレーニングクラブ院長兼代表

1971年奈良生まれ、 トレーナー スポーツ外傷専門の治療家/体幹トレーニング専門のフィジカルトレーナー。アスリートから一般の方までに体幹トレーニングにより体が健康になる素晴らしさをブログで発信。

同じカテゴリーの記事を読む