7月1日です。
今日で当クラブも丸12年 13年目に突入していきます。
今日は12年間も本当にトレーニングを通じて様々な方と接することが出来、又
沢山のスポーツ選手に関わることが出来たことを感謝しております。
これからもトレーナー一同、一丸となって多くの方にトレーニングの素晴らしを
お伝えできれと思います。
トレーナー 野島、米山、北本、福野、宮崎、村山、笠原、棚橋一同よろしくお願いします。
今日のトレーニングは体幹です。
多の投稿を体幹についてお届けしておりますが、初心に帰り今日は体幹トレーニングが
競技に及ぼす影響を特に走るスピードに影響を及ぼすことについて
お話していきたいと思います。
体幹トレーニングという言葉も最近ではかなり一般の方や子供さんにも
知って頂いておられます。しかし、この体幹トレーニングが何故競技に
必要か、いや日常生活にも必要か。
体幹とは、本来自分の身体をコントロール筋群等を指します。
肩~股関節付近に付着しております。
しかし、この体幹トレーニングを強化するには、何点かのポイントがあります。
①呼吸
②姿勢の意識
③感覚を鋭くする
この3つが揃うことで体幹部分を強化することになります。
特に今日は②③についてお話していきたいと思います。
本来、人間は幼い時期特に0~2歳程度の時期にこの体幹部分を本能的に
強化しています。これは、仰向きでの姿勢、ハイハイ、つかまり立ち、寝返り動作など。
自然に生きていくために、脊柱を守るために、体幹部分のトレーニングを
おこなっております。
①② 仰向き、ハイハイ動作
写真の①②のような動作は少し形は違いますが赤ちゃん特に0歳くらいの赤ちゃん~1歳くらいで
行い動作です。自分の足を掴んで口にもっていったり、ずりばい、はいはい動作を
行う。これは、自分の身体の体幹を強化する為に行われていると言われています。
ハイハイやずりばいでは地面からの力を利用して自分の腹圧を高めることで
体幹の筋力(インナーマッスル群)を強化しています。
このようなトレーニングを本来は行っているのですが、5歳くらいから少しづつ
自分に筋力(アウターマッスル群)も強くなる為に、インナーマッスル群が低下していく
お子様もすくなくありません。
これが猫背な腰痛、膝痛などの傷害を引き起こすことになりかねません。
では、体幹部分を強化するにはどのようなことを行うのか。
②③であげました、姿勢と感覚です。
走るには空中で脚を入れ替える動作がおきます。
空中では地面からの反発をもらえない為に、自分の力が全てになります。
ここで活きてくるのが、体幹部分になります。
体幹を強化する大きなポイントは空中でも自分の姿勢が変わないように
する為のトレーニングが重要になります。
先ほども述べましたが、もともと幼児期に体幹へのアプローチはしています。
後は、これをいかに応用していくかです。
体幹で私は現在、うつ伏せや仰向けでのトレーニングは
ベアやコモドドラゴン程度です。ほとんどを立位で行っております。
これは、立位での姿勢がもっとも不安定になりやすい為と言えます。
特に、上半身を使って動くことを意識することが重要です。
上半身は地面から常に離れている為に自由に動かすことが出来ます。
走る場合でも、脚は地面から近いだけに重力を受けやすいと言えます。
①ヒップロック トレーニング
片足での支えるトレーニングやつま先立ちで支えるトレーニングを多く採用しております。
これは片足で支える際に脚だけで支えようとすると、不安定になりぐらぐらします。
また、つま先立ちでも下半身だけで行うと身体が前後に揺れて安定しません。
これらは上半身の意識が低い可能性があります。
写真①でも上半身の胸椎、肩、腕全てで上方の壁方向を押すことで身体の位置が安定します。
これは体幹部分の筋力が引き延ばされる為には大きな力を体幹のインナーマッスル群からコントロール
する必要がある為です。意識が低いと肘が曲がる、腕が前方に倒れることになり
安定して状態維持することは難しくなります。
速く走る、速く動くには、この上半身の使い方がとても大切になります。
次に地面を押す足裏の3点部分です。
母指球、小指球、踵での地面を押す感覚を鋭くすることで、
地面を捉えて反発をもらいやすくします。また、脛骨の角度が安定してスタート時での
体重を足裏にかけやすくなります。
その為にもおもいっきりパーをすることをお薦めします。
常にパーを意識して走る、止まることを。
このパーが足裏の感覚を鋭くし、スプリング靭帯を強化することに繋がります。
それが身体の体幹部分への大きな刺激となりインナーマッスル群を活性させることに
なります。
是非、ジュニア期の体幹トレーニングでお悩みの親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島