今日の投稿は競技で差をつけるトレーニング方法です。
第1弾は剣道です。剣道では私も経験がありますが、構えて踏み込む時の一瞬のスピードは
とても重要です。それも相手の間は外すような踏み込み動作を覚えることでいつ攻撃を
するかわからない動作が出来れば相手に攻撃のタイミングを悟られないで動くことが可能になります。
剣道は基本、前脚を右なら後脚が左という構えはほとんどかわることはありません。
しかし、ほとんどの剣士は後ろ脚で踏み込み動作を行い前脚の力はほとんど使っていない
現象があります。これは、前脚は本来はブレーキ動作で使う為に知らず知らず前脚は浮かして後ろ脚だけで
踏み込み動作を行っております。
結果、試合が長時間続くと疲れが前脚のアキレス腱から下腿部にかけておとづれすので、
試合後半は飛び込むスピードや距離のパフォーマンスが落ち結果試合に負けることは少なくありません。
これを解消するには前脚も後脚も使えるようにすることが重要です。
基本剣道では、軽く止まっいるような動作が一気にスピードをトップにあげることが
要求されます。遅い動作では相手に攻撃をかわされるかカウンターで攻撃される可能性があるからです。
その為、竹刀を振り下ろすスピードと踏みこむスピードが常に同じでは相手に慣れてこられ
なかなか一本をとることは難しくなります。しかし、全日本クラスの選手になると自分の間合いを
自由に調整することでいつ攻撃が飛んでくるかわからないように見えます。
これは単に攻撃のスピードが速いというより、スピードの緩急で相手との間合いを外している為
です。特にジュニア世代の剣士で前脚で地面をしっかりと踏んでいない為に攻撃するタイミングが
同じ傾向になります。前脚を使えることで地面を一瞬押す間が生れます。この間が相手の守りを
崩すことになります。
剣道は相手と自分の間がいかにうまく自分のものに出来るか。同じスピードで攻撃すると
攻撃の間自体がワンパターンになります。
その為に前脚で地面を押すことが出来れば、攻撃のスピードを自分でコントロールできるのです。
①②地面から反発での片足スクワット
写真①②は地面からの反発をもらってのスクワット動作です。
股関節の使い方と強靭な臀部をつくりあげることが出来ます。
③④ ヒップヒンジ動作
写真③④では、後ろにチューブを使ってのトレーニングです。
しっかりと前脚と後脚で地面を押して股関節を伸展していきます。
このトレーニングでは前脚で地面を捉えることでチューブの負荷に負けないで
股関節の曲げ伸ばし運動が可能になります。
このように股関節を正しく使って行うことで前脚での踏み込み動作が可能になります。殿筋を
出来るだけ素早く曲げて伸ばすことが出来ると身体の剣道の踏み込み動作の時に
緩急をつけて様々なタイミングから素早い動きを行うことが可能となります。
是非、剣道での踏み込み動作を変化させ相手にわからないタイミングで
おこなってみませんか。今までとは違うスピードで戦いを行うことが出来ると思います。
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トレーナー兼コーチ 野島