スポーツ外傷を見る、第3弾です。
テニス肘を改善する方法です。
テニス肘を改善するには、胸椎をしっかりと使う必要があります。
テニス肘とは肘の外側の痛みのことをいいます。
テニス肘でもテニスをするからなる訳ではなく、
他の競技でも同じことが言えます。
肘を強く回内から回外するスポーツに多くみられます。
ゴルフやテニス、バトミントン、野球、などにみられます。
強く肘か回内してその反動で回外することで、
肘の外側に痛みが発症します。
症状が強いと競技を一時断念するくらい痛みを伴うことにも
なります。
これは所謂アーム打ちと言われる手で打つ行為が続くことで
おきます。
写真①
写真①ではバトミントンでのバックハンドの状態です。
この状態で打つ時に、胸椎を回旋して半身になる
しかし、これアーム打ちと言われる状態だと
身体は半身になりません。
肘を使って打つ方法は20年くらい前は
テニスやバトミントンでも頻繁に行われ、このバックハンドを使う
テニスから名前が由来しています。
しかし、現在では、バイオメカニズムやスポーツ医学が発達して
動作がより科学的に証明されています。
テニスやバトミントンや卓球でのバックハンドでは
胸椎を回旋し肩関節が回旋しボールやシャトルを打ちます。
この胸椎をしっかりと使うには
回旋と伸展を正しくトレーニングすることが重要になります。
動作を改善することで肘の痛みを回避することになります。
テニス肘でなかなか痛みが引かないケースは、肘を軸にして回旋していることが
原因です。
この状態を回避することが必要になります。
②③
胸椎回旋トレーニング
写真②③では胸椎の回旋のトレーニングです。
しっかりと胸椎を回旋するには、
写真②③のように、軸になる手で地面を支えて
胸椎を回旋しながら股関節を伸展していきます。
このトレーニングでは胸椎をしっかりと回旋して身体が半身になることが
目的です。
ターキッシュゲットアップと言われるトレーニングメニューになります。
このメニューを行うことで身体の胸椎から作動する感覚をつかみましょう。
このトレーニングで胸椎から動く感覚をつかむことで
競技でも胸椎から作動することが出来ます。
胸椎が作動すると肘への負担は大きく減少します。
是非、肘に痛みや違和感がある選手の方、親御様気軽にお問い合わせください。
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トレーナー兼コーチ 野島